静かにあるいは寂しく
先月試し咲きに一輪咲いた月下美人が、暑さも本番と見たか今日になって十輪がいっせいに開花し、あたり一面に花の香りを撒き散らしている。
枝を切ったり、葉をさしたりして知人に分けたクローンも、あちこちで今日咲いていると言う。月下美人の不思議なところは、このようにして環境が違っても同じ日に花を咲かせるところにある。
よほど、体内時計みたいな遺伝子がきついのだろうか。
おかげで、去年までは月下美人を肴に集まってもらい、”チクと一杯”と杯をかたむけていたが、今年はそれそれの家で花見をするといって誘いに乗らない。
と、いうわけで、テレビから流れてくる「昭和の歌」などを聴きながら、静かにあるいは寂しく花の咲くのを眺めている。
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昨日今日とイタリア映画の古いものをNHK衛星第二でやっていたので、思わず見てしまった。
昨日のは1,956年の「鉄道員」今日は1,957年の「刑事」だった。
いずれもモノクロ映画で筋書きそのものは覚えていると言うには断片過ぎてこんな場面、こんな俳優がいた程度しか覚えていないが、どの映画もその主題歌(サウンドトラックとでもいうか)に釣られてみた部分がかなりある。
”アモ~レ アモ~レ アモ~レ アモレミオ”で始まる Sinno me moro(シノメモロ)などはイタリア語も分からないのに歌えたものだ。それが、今では日本語の「崖の上のポニョ」さえ歌を覚える前に街中で聞くことが無くなった。
あのころは、自分もまだ十代後半、映画が一番の娯楽だった時期だけに、よく映画館に行ったもので、筋書きは忘れても主題歌はかなりたくさん覚えていて、この歌が流行ったときは「ああいうことがあった、こういうことがあったと」思い出してしまうものである。
それにひきかえ、映画も見なくなったせいか、それとも生活に変化と言うかメリハリが無くなった為か、最近は歌と時代が連動しない。
「昭和の歌」はほとんど付いていけるのに、、、、、、、スローバラードの復活はもう無いのだろうか。
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