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2009年8月26日 (水)

上下二枚の花びら

009 ハグロソウの花を写しに行った。

実はおととい、写しては見たのだが木の下の薄暗い場所だったので、露出を間違えシャッターを切ってみたものの手振れを起こしたため鮮明には写らなかったので再度写しに行ってみた。

ハグロソウ。漢字で書くと二通り、いや三通りもあってどれがどれだか定かではないが、私は”歯黒草”が本当かと思いたい

上下二枚の花びらと言うあまり類の無い形を唇とすれば、内側の暗い赤紫色の模様をお歯黒(鉄漿)に見たてて名付けたというものだ。

015 そう言われてみると、ちょっとばかし官能的だが、こんな唇で迫られたら逃げ出すに違いないと思うのだが、、、、。最近、舌にピアス?のようなものを付けている若い子がいるそうだが、わずかに見える雄しべは、なんだかこれに共通しているような気がしないでもない。

さて、他の二通りのひとつは”羽黒草”と言うのが綺麗だが、羽黒山とも特に関係が無いようだから、音から変化したものだろうし、もうひとつには、”葉黒草”というもので、、、、これは、あまり日当たりの良くない場所を選んで繁殖するため、幾分黒い葉っぱがさらに暗く見えるとこからだと思う。

さて、どの名前を取るか。そのときの気分で決めることにしよう。

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先日長野宿での話し、その宿の宿直の人と退屈紛れに話をしていたら、出身は静岡市の瀬名だと言う。

奥さんがいまの佐久市の出身だった関係で、こちらに住み着き、四十年になるそうで、「今ではすっかり長野県民よ」といっていたが気候風土に慣れるまで大変だったとのこと、、、。

その中で、なるほどな、と言うことのひとつに、受け入れ側の人の感情と言うものがあった。

集落の指導者やある程度裕福な?(と言って良いかどうか分からないが新参者に脅かされない)人はすぐに受け入れてくれるのだが、そうでない人がいつまでも嫌がらせをされた。

猿山によそから入ってくると、寄ってたかって一番下にしようとするのと一緒で、人間はいまだにこの習性を持っているものだと感じたという。

そういえば、自分も静岡の会社に来たとき「どこの馬の骨とも分からん奴に、、」と陰口を言われいたのは、その伝だったのかと、変なところで感心したのを覚えている。

そのむかし、百姓から四公六民とか言って、税金代わりに米などの生り物を収奪していた幕府は「お前たちより下の人間がいる」といって不満をそらすため”非人”と言う制度を作っていたが、人は自分が一番下でなければ安心するものだろうか。

話は途中で終わる。

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コメント

慶さん
新しい土地に住み着くと言うのはなかなか難しいもので、わたしも静岡に来て30年と少し、まだ、静岡の人になりきれていません。
と言って、故郷に帰っても十年一昔と言う例えから言うと、三昔、今では知っている人もわずかになり、山と川の風景だけが懐かしさをよびおこす存在になりつつあり、なんか自分の居所が無くなったようで、故郷を捨ててきた報いを感じずにはいられません。

書くのを止めたのですが、弱いものがさらに下になる者を求めるのは嫁と姑の問題も同様でないかと思います。
嫁が来るまで一番不満を持っていた姑がはけ口を見つけていじめるのはこんなところにもあるのではないでしょうか、、、。

あまり書き続けるとどこに行ってしまうのか分からないのでこの辺にします。

投稿: オラケタル | 2009年8月27日 (木) 21時52分

なんだか、切ない話ですね。慶の両親は離農して静岡に出て来たんですけど、農作業の時よく母親が陰で泣いていたのを思い出します。父親は勤め人で当時はその土地で勤め人と言うのはほとんどいなかったため、部落中全世帯で農作業を「まわりだ」(たぶん回る田んぼ)と言って共同で作業をしていたので、いろいろあったのでしょう。母親も田んぼなどやったことがなかったようですから、役には立たなかったんでしょうね。おまけに何度も手術をして入院も長くしていましたから。「しまいだ」(最後の田んぼ)になった家で料理をふるまうのですが、その時いろいろいじめられていたのを思い出します。今頃になって「班に入れてやるで帰っておいな。」なんて父親が亡くなった時そのお葬式で母親に張本人が言ったそうです。むこうにしてみれば役立たずの夫婦だったんでしょうし、迷惑もかけたんだろうと思いますが、母親は信州に買ったお墓もついに誰も入らずに手放して、静岡にお墓を移してしまいました。それだけ心の傷は深いんでしょうね。

投稿: | 2009年8月26日 (水) 22時20分

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