霧が峰は霧の中(車山1,925m)
霧が峰とはひとつの山でなく、1,925mの車山を最高峰にした溶岩台地であたり一体が湿原と草地で花の多い山で知られている。
そのため、観光客が多く駐車場に入れず長い行列を作っているのをいままでたびたび見ている。特に夏休みのこの時期、すごいものがる。
今回は、前日親戚の新盆があったので、地の利を生かして早起きをして七時に八島ヶ原湿原の駐車場に入れば先客は五台悠々と駐車できたが、なにせ和田峠からこっち名前のとおり濃い霧が巻いていて見通しはぜんぜん利かない。
それでも支度して、八島ヶ原湿原沿いの木橋を東に歩き車山を目指す。
(水滴をまとわりつかせたシシウドとツリガネニンジン。この花がこんなに綺麗に見えたのは初めて)木橋周辺にはシシウドやツリガネニンジン、シモツケソウなどが霧による水滴をしっとりとつけ霧の隙間から次々と現れる。
奥霧の小屋を過ぎて物見岩に登ったあたりから霧が晴れて草だけの山は明るく開けてきた。道は緩やかに登るため、他の山のぼりと違って結構早足で歩く1,836mの蝶々深山には約一時間で到着、ここも名前のとおりクロヒカゲ蝶や浅黄斑蝶、そして、四年ぶりくらいで孔雀蝶にお目にかかれた。
帰り道、すれ違った監視員と話す中でこの人は10年ほどこの仕事に携わっているがまだであったことが無いと言う。そして、浅黄斑は近くに群生地があるというので場所を内緒で聞くことができたが、ここはまた日を改めて、、、。
蝶々深山まで調子に登りすぎた付けが出て、気象観測ドームが建つ車山山頂には十時近くになってようやく到着。
蓼科山をはじめ周りの近い山を眺めて、どちらにしようかと迷った末もと来た道へ引き返すことにした。帰りは霧も晴れすれ違う人も多くなって、木橋を右に左にと人ごみを掻き分けながら駐車場に戻れば、駐車場に続く道路は長い長い駐車待ちの車列が続いていた。
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コメント
つるぼさん
霧ケ峰一体は山がなだらかなのと何より人が多すぎて近寄りたくない山のひとつだったのですが、今回は時間が無いので行ってみることにしました。
行ってみれば、ニッコウキスゲは済んでいましたが確かに花の種類が多い山でした。つぎはつるぼさんの言われた付近も廻ってみましょう。
ただ人が多いだけに非常識な人も多く、人がいなければ花は無しと、、また早朝を狙うしか有りませんね。
投稿: オラケタル | 2009年8月16日 (日) 10時31分
車山、お花いっぱいで素敵な山ですね。何回も登っていますがいつも感激します。今度機会がありましたら、是非、隣の姫の木平~殿城山を歩いてみてください。八島湿原~車山コースに無い花に出会えます。大門峠を真っ直ぐ下ると姫の木に出ます。エコバレーのスキー場の上の駐車場から時計の逆周りで、八島コースからも登ることが出来ますが。本当にお花が一杯です。
投稿: つるぼ | 2009年8月16日 (日) 07時16分