駿くんのこと
日本語では”花縮紗”という。英名ではジンジャーリリィー、つまり、生姜百合とでもいうのだろうか。
この花はもともとは白が基本だったそうだが、園芸用になって黄色から赤いのまである。
また、ふつう食用にする生姜と違ってこの花で自分の背丈より高いから1,8mほどもある。手元に引き寄せて匂いを嗅げば甘くて爽やかな感じの匂いがし、花の観賞とともに香料の原料に使われたのが分かる。
ところで、花生姜と言わず花縮紗としたのは、漢方薬のほうで使われる言葉だそうで、命名するときそちらのほうが高級な名前に思えたためだろうか。
花言葉は、豊かな心だそうだ。
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最近我が家に駿くんという二歳にならない子が訪れてくる。苗字はまだ聞いていない。
自分の孫にも同じ名前の子がいるのですぐ覚えたが、孫のほうは小学校五年生にもなれば分別くさくなって、可愛げが少しづつ消えていく。
自分のすむ町内は二十戸に満たない小さな班であり、そのうち七戸が借家であるが、所帯主の平均年齢はおそらく六十五歳をこえていることと思う。
所帯主がそのくらいになると、その子供は外に出ているため、ここしばらくは幼児の姿を見ることがなく、静かに静まりかえっていたが、最近になって入ったきた若い夫婦の子供がこの駿くんである。
この夫婦、いつこちらに来たのかは知らなかったが、幼児が外に出歩くようになったこの春ごろから、、、。
まだ言葉はほとんど話すことが出来ないが、子供の力はすごいなと思うのは、外に出歩くようになってから、暇(?)をもてあましていた、近所の女性?が取り囲みその中心になって話が盛り上がっている様子。
きっと、自分の子供がこれくらいのときを懐かしく思ってのことだろうか、自分はこの子が家の庭に入ってきたときだけ「蚊に刺されないように、、」と気遣っているが、もともとの子供好きもあってかなりメロメロ、、、、
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普段なら、挨拶だけで立ち話も減っていたのに、と思うと、、、、、
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コメント
tomokoさん
自分の子のときと違って気楽さもあるんでしょうね。
駿くんにしてみればおばあさん連中に囲まれてスター気分を味わっているのか、それとも、、、
それに比べて、お爺さん連中は外に出ないですね、何か仕事していないと悪いとでも思っているかのように「お籠もりさん」のようです。
首相も言っていましたね。仕事するしか能がない、と、、、
投稿: オラケタル | 2009年8月10日 (月) 11時18分
私の住む町内でもここ数年、子供が一人も居なかったんですが、隣に住み始めた次男のところに今年6月子供が生まれました。子供の姿や遊ぶ声が身近にあると、それだけで空気が元気になる気がしますね。おばさん達も元気をもらっているんでしょうね!
投稿: tomoko | 2009年8月10日 (月) 05時39分