人の心と秋の空 (山伏岳)
男心だの、女心だのというと角が立つので”人の心と秋の空は変わりやすい”としておこう。
昨夜から今朝ほどまで雨模様だったのか、新聞が薄いビニール袋の入って配達されていたのに、目を覚ましたときには窓から見える範囲に雲ひとつ無かった。
この天気だもの竜胆が見たいという一念で、山伏岳(2,054m)に行ってみることにした。と言っても、まだ体力に自信がないので百畳峠からの登りにした。
百畳峠は、駐車場の標高が1,500mを超えているようで頂上まで40分弱で登れる道で、今回登るのは三年振り以上のような気がする。以前はされていなかった舗装が完全に出来ており、それこそ費用対効果でいくともったいない道路である。
百畳どころでない広い駐車場にはまだ誰も来ていない。ゆっくりゆっくりと登りだし、尾根道との出会いには咲いていると思った細葉トリカブトは無し、他の花もほとんど見ることなしに標高稼ぎの山道はつまらない。
竜胆は一本だけ、オトギリソウも少し、そんなこんなをしているうちに頂上に出てしまった。登り出して40分と少し、駐車場で多かった青空も、ごくわずか残すのみ、展望は一切利かず、文字通り”変わりやすいは秋の空”。
頂上はヤナギラン保護とかで無粋な金網で枠を造っているが、少し前に写真のため誰かが邪魔な立ち木を切ったのと同じような気がする。
ヤナギランは荒地に育つ先進植物なので他の植物が育ってくれば絶えるのが当たりまえ、それが嫌なら下草が生えないようにするしかないと思うのだが、それはしてない。はたして、鹿の食害だけなのか、、、。長野の山には柵をしているところを見てないが、長野に鹿がいないとは聞いてない。
目的の花が見られたら、こんな感想を書かなかったのかもしれない。金網も飛んだとばっちりをうけて、、、。
帰りは、口坂本温泉を経由して帰ってきたが、写真の花はその途中、車の窓から見かけた花ばかり。
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コメント
名無しさま
狼ですか。
アメリカでは、成功しているようですが、日本ではどこから持ってきたらよいでしょうか。
また、外来種がひとつ増えそうですね。
充分に検討しないと、、、、、
投稿: オラケタル | 2013年1月29日 (火) 16時51分
鹿対策に狼の導入 参照 http://japan-wolf.org/content/faq/
投稿: 名無し | 2013年1月29日 (火) 14時02分