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2009年10月31日 (土)

垣間見た大道芸

007 明日は天気が崩れるとの予報だったので駿府公園へ午後になって、自転車の前篭に折りたたみ式の踏み台を積み込んで行ってきた。

他でもない大道芸見物のためである。駿府公園は例年通り多数の人出で砂埃が舞い上がっている。風の無いのが幸いだったが、、、、それでも帰ってからうがいをしたら、、、、、、、、。

今年も、演技者がたくさん出ていたのだろうが、出かけたのが三時近くではそう何組も見るわけには行かない。そのため、公園の中だけをあちこちと移動しただけ、いわば垣間見た大道芸、といったところか。

010daidougei いつものことながら、布にぶら下がっての曲芸と、上海から来たチームのものが印象的だったが、いわゆる前説をする人たちが規格どおりの紹介。この辺に個人差が出てくるようになるとまた盛り上がるのかな?と、いう気がしないでもない。

033_2 気がつけば東の空に十三夜の月がすっきりと松の上にかかり、後見の名月を予感させる。

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日本航空が知らない間に大変なことになっているようだ。

何時のころからか日航は、鶴のマークからJALのマークに変わり、それにペケが入ってからおかしくなったのは偶然だろうか。

いくつか問題になっている中で、空港特別会計もひとつの原因だそうだ。

空港に着陸するたびに収める使用料が他の国に比べて格段に高く、成田にジャンボ機を一度入れると120万円と言うから驚く。そして、関空などもこれが原因で飛行機の発着が控えられているそうだ。

このお金を、次の飛行場建設に使い、国策会社の日航にこの飛行場を使うよう自民党運輸族と官僚が要請(強要)していたそうだ。

静岡の飛行場もこの伝で成立したばかりだが、今回のことで経営の非常事態が明るみに出て撤退を通告された。

当初から、静岡飛行場に疑問を持っていた自分としては「それ見たことか」としか思わない。

甘い予想の元に立てられた壮大な無駄遣い。静岡は無論のこと神奈川、愛知、山梨から搭乗者が100万人を超えて集まる。伊豆への客が増えるといって造った結果がどうなったのか。

おりから、県は事業仕分けを行っているが、かなりの数で不要な事業や改善を要するものが出てきそうである。知事や市町村長は任期が長くなると一般人の目線から外れたものが多くなる傾向にあり、お役人の事なかれとあいまって無駄な事業や重複事業が多くなる。

そのことに対するお目付け役として、こういう仕分けは必要だろう。ただ、古い体質を持った議員が「素人が何を言うか」と反発し、無理を通そうとしかねないのが気になり、現にそのような発言をしている人がいる。

そして、静岡市長も事業仕分けには否定的発言をしているが、この人も長く市長をやりすぎた人として、市民目線からずれを感じるのは自分だけなのだろうか。

静岡空港も、当初に事業仕分けをしていたら出来なかったに違いないと思うと、数々の無駄な箱物を作って県財政を危うくしてきた前知事の最大の失策記念碑とするにはもったいないものがある。

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2009年10月30日 (金)

明鏡止水

076 雪化粧は山梨側のほうが低いところまで下がっている)

予想どうり雲ひとつない青空の下、富士から道を北にとって朝霧高原を目指して車を進めた。

036tanuki (田貫湖の水面に映る、、、)まずは、田貫湖。太陽の高さは富士山よりすこし高いだけの位置のため、逆光になって薄暗く靄をかぶった感じながら、湖面は風も無く波静か。

カルガモのギャ~ギャ~騒ぐ声だけが遠く近くで聞こえる。

山梨側に入ると紅葉は一気に赤くなり、道の両側、あちこちに錦織なすけしきがあらわれる。

050精進湖に影を落とす子抱き富士)

ついで、精進湖にまわり、ここでも湖面に移る逆さ富士とがうっすらと見える。もう少し太陽の位置がと思うが、それはこちらの欲というもの。

紅葉に釣られて登った紅葉台、ここは名前ほどのこともなし。もどって、西湖の裏にある根場の茅葺集落に寄って新蕎麦をたべたが、蕎麦の腰もさることながら、出汁加減が自分の好みに合って、美味しく平らげたことが今日の収穫のひとつ。

とにかく楽しい一日となった。

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2009年10月28日 (水)

深山樒の赤い実は

016 深山樒(ミヤマシキミ)が杉木立のわずかな光を受けて赤い実を艶やかに光らせている。

シキミは家屋の周りにも生垣として植えられ、その強い芳香のため神聖な木として仏壇に飾られたりするが、名前の由来は”悪しき実”から来たともいわれ、神聖なる木のはずが猛毒のため名前の元になったと言われる。

ミヤマシキミも実はぜんぜん違うが、葉を揉むと同じような香りもし、その流れを受けてやはり毒があると聞いている。

しかし、この艶やかな実は誰かに食べてもらうのが目的だとしたら、この毒にあたらない動物はなになのだろう。食べた動物が死んだのでは意味がない。

ほの暗い木の下で悪魔がほくそ笑んでいる。

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少し早いのかもしれないが、小春日和という言葉がすっぽりと当てはまるような一日になった。

今日は、八丈島沖で事故を起こした漁船の乗組員のうち三人が助かったと言う報道があった。台風前日から捜索していたが見つからず、一時捜索を中断しての後だけに生存は奇跡としか言いようも無いものであろう。

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今年二月に北海道積丹岳で遭難した人を救助する際、収容したそりを滑らせて死亡させた事故で、登山者の両親が8,600万円の補償を訴えたそうだ。

このニュースをきいて他の人はどんな感想を持っただろうか。

救助隊が故意に橇を滑らせたのならいざ知らず、助けを求めなければならなかった原因を考えた場合、自己責任をどう考えるかであり、もしこれが補償対象になるなら、救助活動は今後どんな方式になるのだろうか。

萎縮して活動をを拒否するか。救助活動前に念書を取るまで動かなくなるような気がするが、、、、。

何でも裁判沙汰にすれば、、、と言う風潮に疑問が湧く。

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2009年10月27日 (火)

白い富士を見て(竜爪山)

026 白根川芎(シラネセンキュウ)別名を鈴鹿芹といい、見るからに芹の仲間らしい花の形をしている。

川芎とは、その根が古来薬草として扱われ栽培してきたが、それに良く似ているので付けれた名前だそうだ。しかし、薬効となるとはっきりしないらしい。

028 花は、大散形花序に15~30本の枝を出し、小散形花序に4~50個の小さな花を咲かせている。つまり、ドンとなった花火の中の小さな火薬玉と言ったところか。

花を拡大してみると、開いても2mmほどの小さな五弁の花びらと、雄しべがツンと突き出し、一丁前の花の形をしている。

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001 今日は、出遅れたときの竜爪山とばかり、真っ白になった富士山を見に出かけた。前回は穂積神社のほうからなので、今回は則沢から登ることにした。

駐車場に入れてみると工事用の車が八台も駐車しており、頭の上をヘリコプターが爆音を上げて行き来している。その間隔およそ3分ほどか

まるで、ベトナム戦争の映画を見ている雰囲気である。どこでどうしているか木が茂っていて分からないが、上のほうから降りてくるときには”もっこ”をぶら下げている。

杉林のほの暗い山道を歩きながら、これでは熊も近寄れまいに、とおもったり、むかし、山の上にヘリコプターで資材を上げる見積もりを出したことがあるが、こんなにせわしなく機械や道具を上げるとは思っていなかった。ことなどが頭をよぎった。

ようやく、ヘリコプターが荷物を吊り上げていた現場が見えるところまで来たときには仕事が済んでいたが、どうも鉄塔を建てるための基礎工事で出る土砂を運び出していた様子だ。その辺に撒き散らしたでは、いまの世の中すまないらしい。

道脇には白根川芎やゴマナそして深山シキミの赤い実などが順に顔を見せるが、この時期は花が少なく味気ない。

一時間ほどで山頂に、反対側から来た人とほぼ同時に到着する。しばらくするといくつかのグループも到着したちまち10人を超え、小母ちゃんグループが大声で話を始める。

010 早々に立ち去りたかったが、富士山はひと塊の雲の中。頭上の雲は風に吹かれて次から次へと移動していくのに、富士山にまとわりついた雲は一向に動こうとしない。やかましいのを我慢して一時間ベンチを暖めたあとようやく写真の程度を見て引き上げた。

小母ちゃんたちの井戸端会議は何時まで続いたのだろう。

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2009年10月26日 (月)

浮世から憂き世に

016 正式には”冬の花蕨”というらしい。秋の日差しを受けて黄金色に輝いている花?の部分が美しく、よく園芸用に持ち去られるらしい。

自分たちはこの植物を”一本蕨”と聞いており、胃や腎臓に良い薬になるといって取りに行かされているから、園芸家を非難するわけにはいかないが、短い草の間からいまの時期になるとひょっこりと芽を出し花(?)を咲かせ、胞子を飛ばす。

見るとおり、羊歯の仲間であり、その中でも古いタイプの羊歯だと言うと、もしかして、中生代の生き残り?なんて考えてしまう。

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二十日、長妻厚労大臣が貧困率について発表した。それによると、OECD加盟30国中、日本は2,004年14.9%で下から四番目だと言い、2,007年度は15.7%と増えさらに、昨年、今年と増え続けていることが予想される。そして、資本放任主義のアメリカはこの上を行く悪い数字なのだが、、、、。

この発表を受けて、報道各社は一様に驚いたと書いていたが、何も今年初めてOECDが発表した訳でなく、何年も前から発表し続けたのに知らん顔していに過ぎない。

バブル崩壊以後所得の格差は開いていたが、小泉竹中政権以来、派遣労働に関する法律などで不正規社員が増えて格差はもっと顕著になり、この数字になったものと見られる。

思えば、バブルにいたる時期まで日本人は一億総中流などの言葉の元、無駄遣いを奨励した中曽根内閣やアメリカの不動産買占めなど浮かれあがってきた。

それが、失われた十年のあと、規制をどんどん外した挙句、ホリエモンに代表されるヒルズ族や大企業優遇策をつづけ、貧富の格差拡大が大きくし、「勝ち組 負け組」と言う言葉で表現されるように一度負け組みに入ると子供たちの世代にまで抜け出せない仕組みが作られ、この世の中を閉塞感の詰まった、憂き世と感じる人が多くなった。

いろはの歌ではないが、色は匂えど 散りぬるを わが身たれそ 常ならむ{憂いの奥山 今日越えて 浅き夢見し 酔ひもせす} ん と、なる。ういを有為と書くほうが一般的なのかもしれないが、ここでは憂いと書こう。

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2009年10月25日 (日)

畔の花 矢の根草

Img_0013 矢の根草。タデ科の植物で柳タデや溝ソバなどとも近い植物らしく田んぼの畦など湿り気の多いところで茂り、色合いも良く似ている。

Img_0038 花はつぼみのうちは濃い紫といった感じのものだが、開花すると桜蓼に似た可愛らしい花が咲くが花が全て満開になると言うことはないので派手さでは少し劣る。

花のつぼみが矢尻の形に似ているというところが名前の付けどころか?。

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今日の参議院補欠選挙は、静岡県、神奈川県共に民主党候補が勝ったようだ。

八つ場ダムや成田空港などで地元の意見を聞かず決めてしまう。郵政問題で逆戻りをしたなどと批判され、来年度予算では概算要求が前年度を大幅に超え、自民党などが批判してきたが両県を見る限り、この批判は賛同を得られなかったと言うことか。

なにせ、貧富の格差を拡大させた小泉~竹中政治意向の安倍、福田、麻生の自民党政治に対するアレルギーは、いまだ溶けずとといったところ。いまの自民党には何を言っても「蟷螂の斧」程度の効果しかないようで、政権党を脱落すると足腰の弱さが余計に目立ってしまうから哀れを誘う。

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2009年10月24日 (土)

霜柱は冬の花

044 この花、名を”霜柱”という。しそ科の植物だけあって目だたたないながらも薄紫の筒状の花びらから雄しべをいく本も突き出させている。

先日登った牛が峰の道脇に咲いていた。この花の名前の由来は、花でなく冬になって枯れたこの草の茎が霜柱で覆われることによる。

Img_0011simobasira この花の地上部は冬になると枯れてしまうが、根のほうはまだ活動していて水分を地上の茎に押し上げているのため、地上部が氷点下になると、茎の部分が凍ってしまい、それが目立つために付けられた名前である。

花言葉は”けなげ”というそうだが、自分流に言わせれば「地下活動」「アングラ」なんかはどうだろう。

昨日の霜降に引き続いて霜つながりで、、、、。

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今日二十四日は地蔵様の縁日。近所の厄除け地蔵に行ってみると、いつものように近在の小母ちゃんたちが露天を出してにぎわっていた。

二~三買い物をしていると、横でわずかな商品を並べていた幾分若手の女の人が「ギョウジャ いかがですか」と片言の言葉で声かけてきた。

「どこから?」「ハルピンです」ハルピンと言えば旧満州の地名として子供のころよく聞いたおぼえがあり、とたん買ってみる気になってしまった。

日本人が大の餃子好きになり、いまではあちこちに餃子の街があるようになったのは、戦争中中国東北部(旧満州)から引き上げてきた人々が懐かしい味として広めたと聞いている。

ひょっとしたら、本場の味が味わえるのかな、、、と、期待した。

早速帰って、お昼のおかずにと水餃子にして食べてみた。包み方は下を平らにして巾着のような格好、具はすりつぶして細かくなっているが、ニンニクの味はあまり効いていない。

当然のことであろうが、どこの国の中国料理でもそうであるように、その国の舌に合わせてあるな、と言うのが実感で、、、すこし残念でもあった。

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2009年10月23日 (金)

咲き初めて十月桜

003_2 千代田小学校の校庭に咲く桜。この時期にも咲くことから十月桜というそうだ。

秋に咲くのだから、秋桜とすればよかったと思うのだが、いいつの間にかこの字はコスモスに取られてしまい、いまから名乗るには商標登録されてしまって名乗るに名乗れない状態かと哀れになる。

009 花のほうも、葉のない枝先にポツンポツンと咲いているさまは、若葉をバックに咲いていた春よりも物寂しげで見返る人もわずかである。

この花の下じっと観察をしてみたいが、何せ校庭に怪しげなおじさんがカメラを持って佇んでいては、何時警察に通報されないでもない。

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今日は暦の上で”霜降”だという。この時期に霜が降りるのは北の土地かよほど高い山でしか見られないことだと思うが、この言葉が出来たころは地球もかなり寒かったのかもしれない。

現に自分の体験だけでも、子供のころ十月の初雪を二度経験しているので、霜も降りていたことと思う。

霜が降りたあと、寒い冬がやってくるのだが、この時期になると山葡萄の味が美味くなり、なめこが生えてくるなど山の幸や大根や白菜などの野菜に甘味が増すなど悪いことばかりではない。

最近では、霜降りなんていうと、肉の中に点々と脂肪が散らばっていて、舌触りが滑らかなもののことを言う。たしかに霜降り肉は美味い、しかし、メタボの我々にとってこんな危ないものはまたないだろう。

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2009年10月22日 (木)

星屑降るはずの空をみて

008nemu 散歩中での花。大岩のとある一軒の庭先にピンクの花。

近寄ってみるとネムに良く似ているが、今の時期に咲くはずもないのだが、、、。聞いてみると名前は知らないが冬以外は咲いているとのこと。

帰って調べてみると”常葉合歓”と言う名前だそうだが、ネムの仲間で無く樹高は2mほどにしかならないそうだ。

花の数多く丁度扇子を広げたような感じに見え、花の数と小さな葉っぱのバランスが程よく入り混じっている。

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先日来、夜空は流れ星が多いという。オリオン座流星群といって三千年ほど前のハレー彗星が撒き散らした塵があるところに地球が通過したいるためだ。と言う。

そして、ここ連日、夜空を眺めてみたが、何せ地上の明かりが強くて、空には数えるほどしか星が見えず、オリオン座も明け方にようやく真上から西のほう40度くらい傾いた位置にあることが分かるだけ。

子供のころ見た空、アンデスの山中で見た満点星の数は、もう望むべくも無いことを思い知らされた。

宇宙の時間から言うと三千年はやっとこの間こと、ハレー彗星から言えば40年ほどまえのことかも知れないが、ちっぽけで100年とは寿命のない自分から見れば、そんな昔の遺物と遭遇しているのが(見えないのに)不思議な気がする。

ハレーの彗星とは、75年周期で太陽を廻っているそうで、昭和のはじめだったかこの彗星が地球に衝突するとかで大騒ぎになったことがあると聞いた。

まさに”巨星落つ”と言う感じだったのだろう。

そういえば、三国志のなかで諸葛孔明が五丈原の戦場で病没したときに、巨星が落ち、その卦を信じて司馬中達が軍を進めたが、死せる孔明の木像を乗せた馬車を見て策略でないかと、あわてて逃げたと書いてある。

「大物だと星が落ちる」とすると、小物は星屑でも落ちるか。随分とこの時期、、、なのだろうな。

報道は往年の名女優 南田洋子の死を報じていたが、その夫で、放蕩親父の津川雅彦の涙顔(声)を見ていたら、「役者は損だな、どんなに悲しんで見せても演技しているとしか見えないものな」、、、、、、、、と。

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2009年10月21日 (水)

綾も錦も(安倍峠)

061aya うつせみの唐織衣 なにかせん

 綾も錦も 君ありてこそ  和宮

徳川家茂が長州征伐のため上方に遠征するに際して奥方の和宮に買って帰ろうとした着物が、家茂の遺体とともに戻ってきたあとに歌われた歌だそうだ。

この歌からは、江戸時代の将軍夫婦にしては情愛がふかかたっと見えて、皇女和宮物語のように、公武合体のため恋仲を引き裂かれて東に下ったと言う話は信用できなくなる。

ともあれ、安倍峠付近の今年の紅葉は赤や黄色を引き立たせるかのように杉の青さが目立って、さながら綾錦を思わせるものがある。

右下、葉はまだ赤くなっていないナナカマド。左下、コンクリートを吹き付けた斜面にさくイワシャジン。

056_2 068iwasyajin

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今日のワイドショーは、酒井法子の夫、高相容疑者の裁判で持ちきりだった。法廷傍聴席の何百倍もの人が(といっても、そのほとんどが報道関係者だが、、)押しかけて、入れなかったリポーターが憮然とした表情でマイクを握っていたのが可笑しかった。

自称プロサーファー、と言うことは他に職業も無いようだから、あちら言葉で言う”ヒモ”なのだろうが、そんな者のことなどに目の色を変えて騒ぐ必要もないように思うのだが、、、

それよりも、足利事件のほうにもっと力を入れて報道してほしかった。警察、検察、裁判所が誤った鑑定と思い込みで事件を時効にし、一人の人間を17年間拘束してしまったことのほうがよほど重大に思わなかったのだろうか。

その原因を、検察は無罪になればそれで良いではないかという姿勢で済まそうとしている。このことは我々自身も何時不確かな理由で拘束され、無駄な時間を過ごさなければならない可能性を秘めていることになる。

ドラマでは、一人の刑事が執念で犯人をおいつめたり、科学捜査研究所が万能なように書かれているが、それは、あくまでもドラマの上だけであることを承知した報道が求められる。

先日も、新聞週間とかで新聞がいかにも公器だというPRをしていたが、新聞社だって始めにこうありきという姿勢で作っており、それに反した意見は一切載せないのは公害企業といわれた鉱山に勤務していたときから知っている。

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2009年10月20日 (火)

バラの段で紅葉狩り

023 写真は今日登った”バラの段”頂上。1,667mの山頂はバラでなく、紅葉の錦に包まれていた。

上天気になると言う予想の元、梅が島から身延に抜ける林道の駐車場に車を入れたのが八時少し過ぎ。そこにはすでにワゴン車が二台入っており身支度の違う人たちがいたので聞いてみると、国有林の間伐に来たとのこと、つまり現代版の樵たちだった。

いずれも若くて二十代前半若者ばかり、道具もかなり多いようでこれだけ持って山に入るのは若い人でなくては出来ないことで、その支度などからも頼もしく見える「気をつけてね」と挨拶して別れ、自分は安倍大滝の上流”逆川”の谷沿いの道に入る。

この道は積雪期に二度来たことがあるが、この時期は今回が始めて、と言うのはきのこが出ていないだろうか、と言う目的も有ってのこと。

しかし、入ってすぐに”柴もたせ”を一株取っただけで後は音沙汰なしだった。

016abetouge 川沿いにさかのぼって安倍峠につけば、この峠の名物”大板屋名月”がいま黄葉の盛り、赤い紅葉も良いが柔らかな黄葉もまた良い。

ここまでに四十分くらい、まだ体力に余裕がありそうなので、ここから”バラの段”に上ってみることにした。名前の由来は知らないが、バラは薔薇ではないと思う。

この山、ほとんどが山頂に向かって急勾配に直線に近い山道。多分山登り用に造られた道でなく、静岡と山梨の境界に沿ってつくられたもののように見られ、登る途中、木々の間から薄くかすんだ富士が垣間見られる。

この登りにかかってからは、山の紅葉もモミジやドウダンツツジの仲間を中心に、一気に赤く染まりだし過ぎの緑とあいまって綾錦の状態になる。

027 休み休み、三十分で頂上に着けば富士山はうす曇の空の下、風が強く汗をかいた上着にヤッケを重ね着しなければ、風が体温を奪ってしまう。

一休みのあと早々に下り、帰りは自動車道路へ出て、竜胆、岩紗参を探しながらのんびりと下る。

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2009年10月19日 (月)

昔の名前で出ることにしました

011 皆さんの励ましもあり、いろいろと考えてきましたが、慣れ親しんだブログでもあり再開をすることにしました。

管理画面に侵入するおバカさんは今でもいますが、「これもファンだと割り切って、、」と言う意見もありました。

拙いブログながら多数の人が見てくれたかと思うとこれもあがたいことです。

と、言うことで、恥ずかしながら「昔の名前で出ています」とします。

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上の写真は牛が峰に咲いていたテイショウソウです。杉木立の仄暗きあたりに密集して咲いていました。

漢字で書くと禎祥草と書くという説もあり、意味は「めでたきしるし」となるが名前と花の関連はわからない。

きっと、静岡羽鳥の洞慶院のオカンジャケに似ていることにもあるのだろうか。

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2009年10月18日 (日)

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2009年10月 5日 (月)

2,005年3月から四年半いろいろと書き綴ってきましたが、最近当方のブログの管理面に侵入する人があって、何とか阻止する手立てを講じましたが進入がやみません。

今後の方針としては、しばらく休んで考えてみたいと思っていますので、またその節はよろしくお願いいたします。

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2009年10月 4日 (日)

明日が見えますか?

Img_0014 公園の池に住む緑亀と石亀。暖かい日差しを探して石の上に上がってきた。

池の水も日増しに冷たくなってもうすぐ冬眠に入る時期も近くなって、太陽の光を受けるだけ受けておこうと思ったのか、、、異種なのに縄張り争いもせずにのんびりと日向ぼっこ。

そのうち、首を伸ばしてあたりの気配を探っているところは、まるで「あなた 明日が見えますか?」といわんばかり、、。

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中川元大臣が今朝ほど急逝したそうだ。

先日の衆議院選挙に落選して、話題に上らなくなった彼。ローマでのもうろう記者会見はなんだか随分むかしだったような気がしてならない。

これらの事柄が死因に関係しているのかも知れないが、まるで運を使い尽くしたような感じさえする。

明日のことはなかなか見えないものだ。

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2009年10月 3日 (土)

涙ぐみそうな月見

Img_0070 今日は旧暦の八月十五日。今月今夜のこの月(貫一の台詞まがい)は中秋の名月である。

昨日までの鬱陶しい雨模様の空も午後から晴れて、今夜の月は雲が出ているものの月見を邪魔するほどでもなく、くっきりと姿をあらわしている。

月見と言えば”薄に団子”が相場だがここしばらくは孫も来ないのでその風習もやっていない。

かわって、月見酒とする。ただ、今年の月見酒は丁度満開になった月下美人を横の置いてベランダで風流に、、感慨深く、バランタインの十七年物で愛でることにする。

きのう、故郷の同級生から東京に住む同級生が八月の末に亡くなったらしいとの電話があった。男ばかり三十人と少しの学級だった。

人付き合いが下手な男で、自分も深い交際が無かったのだが、それでも同じ教室で、職場で一緒だっただけに思いではよみがえる。

月を見ながら、涙ぐみそうになる。年よりは涙もろいものだ。

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東京オリンピックが行われたのは1,964年だったという。となると四十五年前か。

そのころは、自分もまだ紅顔の美青年?、今では厚顔のお年寄り。石原慎太郎もご同様。

昨日のIOC総会には、2,016年の開催国をめぐって各国とも元首クラスを動員してプレゼンテーションを行って投票を繰り返した結果、東京は落選した。

原因の最大理由と言われるのは、国民の支持率の低さだと言われる。その低さは昨年の委員が下見したときに指摘されていたことにある。

大騒ぎをして、賛成意見ばかりを放送していたテレビ局のアンケートでも賛成は50%台しかでていない。

都知事はまたしても民意を読み違えて動いていたようだ。周りの意見に耳を貸さないで突っ走るのは老害の表れ、、、。他山の石としたいが我もまた老害を指摘されて生きていく。

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2009年10月 2日 (金)

風に揺れて

Img_0032 ひさしぶりに抜けるような青い空。

適度に風も吹いてコスモスの花ゆれる。

今日から月も改まり、衣替えの日だと言うのに暑くて、上着を着る気にもなれない。

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