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2009年10月26日 (月)

浮世から憂き世に

016 正式には”冬の花蕨”というらしい。秋の日差しを受けて黄金色に輝いている花?の部分が美しく、よく園芸用に持ち去られるらしい。

自分たちはこの植物を”一本蕨”と聞いており、胃や腎臓に良い薬になるといって取りに行かされているから、園芸家を非難するわけにはいかないが、短い草の間からいまの時期になるとひょっこりと芽を出し花(?)を咲かせ、胞子を飛ばす。

見るとおり、羊歯の仲間であり、その中でも古いタイプの羊歯だと言うと、もしかして、中生代の生き残り?なんて考えてしまう。

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二十日、長妻厚労大臣が貧困率について発表した。それによると、OECD加盟30国中、日本は2,004年14.9%で下から四番目だと言い、2,007年度は15.7%と増えさらに、昨年、今年と増え続けていることが予想される。そして、資本放任主義のアメリカはこの上を行く悪い数字なのだが、、、、。

この発表を受けて、報道各社は一様に驚いたと書いていたが、何も今年初めてOECDが発表した訳でなく、何年も前から発表し続けたのに知らん顔していに過ぎない。

バブル崩壊以後所得の格差は開いていたが、小泉竹中政権以来、派遣労働に関する法律などで不正規社員が増えて格差はもっと顕著になり、この数字になったものと見られる。

思えば、バブルにいたる時期まで日本人は一億総中流などの言葉の元、無駄遣いを奨励した中曽根内閣やアメリカの不動産買占めなど浮かれあがってきた。

それが、失われた十年のあと、規制をどんどん外した挙句、ホリエモンに代表されるヒルズ族や大企業優遇策をつづけ、貧富の格差拡大が大きくし、「勝ち組 負け組」と言う言葉で表現されるように一度負け組みに入ると子供たちの世代にまで抜け出せない仕組みが作られ、この世の中を閉塞感の詰まった、憂き世と感じる人が多くなった。

いろはの歌ではないが、色は匂えど 散りぬるを わが身たれそ 常ならむ{憂いの奥山 今日越えて 浅き夢見し 酔ひもせす} ん と、なる。ういを有為と書くほうが一般的なのかもしれないが、ここでは憂いと書こう。

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