霜柱は冬の花
この花、名を”霜柱”という。しそ科の植物だけあって目だたたないながらも薄紫の筒状の花びらから雄しべをいく本も突き出させている。
先日登った牛が峰の道脇に咲いていた。この花の名前の由来は、花でなく冬になって枯れたこの草の茎が霜柱で覆われることによる。
この花の地上部は冬になると枯れてしまうが、根のほうはまだ活動していて水分を地上の茎に押し上げているのため、地上部が氷点下になると、茎の部分が凍ってしまい、それが目立つために付けられた名前である。
花言葉は”けなげ”というそうだが、自分流に言わせれば「地下活動」「アングラ」なんかはどうだろう。
昨日の霜降に引き続いて霜つながりで、、、、。
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今日二十四日は地蔵様の縁日。近所の厄除け地蔵に行ってみると、いつものように近在の小母ちゃんたちが露天を出してにぎわっていた。
二~三買い物をしていると、横でわずかな商品を並べていた幾分若手の女の人が「ギョウジャ いかがですか」と片言の言葉で声かけてきた。
「どこから?」「ハルピンです」ハルピンと言えば旧満州の地名として子供のころよく聞いたおぼえがあり、とたん買ってみる気になってしまった。
日本人が大の餃子好きになり、いまではあちこちに餃子の街があるようになったのは、戦争中中国東北部(旧満州)から引き上げてきた人々が懐かしい味として広めたと聞いている。
ひょっとしたら、本場の味が味わえるのかな、、、と、期待した。
早速帰って、お昼のおかずにと水餃子にして食べてみた。包み方は下を平らにして巾着のような格好、具はすりつぶして細かくなっているが、ニンニクの味はあまり効いていない。
当然のことであろうが、どこの国の中国料理でもそうであるように、その国の舌に合わせてあるな、と言うのが実感で、、、すこし残念でもあった。
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