銀色のはるかな道
ダークダックスの歌に”銀色の道”と言うのがあり、その最後の歌詞が、#、、、、夜明けは近い 銀色のはるかな道は。と言う部分があったがまさにその風景だった。
朝起き掛けに外に出てみた。昨夜来の雪は小止みになっていたが、道路はすっかり凍りついていて、アスファルトの坂道はツンツルテン状態。平らな部分に出るまで気が抜けなかった。
その道が、曇り空で街灯の淡い輝きが、まだ明けやらぬ風情を示している。しばらく進むと道下の唐松林を立派な角を持った鹿が一頭走りすぎる。昨夜ホテルの支配人から「鹿が”ケーン”と啼いたらカーテンを引いて明かりが漏れないようにしてください」と連れ合いたちが聞いたと言うのを思い出した。
夜の間、人里に出て餌をあさっていたのが山に帰っていったのかな?と思っていたら今度は三頭ついて出てきた。「やあ、カメラを出さなきゃあ」 しかし、これでお終いだろう。と予測する後からまた六頭以上が駆け抜ける。
カメラをあわてて引っ張り出したときには、すべて谷の影に入った後。さすが、奈良の鹿とは訳が違い、動きがすばやい。
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午前十時ちかく、凍みが解けたのを見計らってチェックアウト。弟の車に簡易滑り止めを履かせて慎重に時間をかけて白樺湖まで下り別れる。
ふたたび、立科町に帰り自分用のりんごと新米を積み込み、和田峠から諏訪に向けて下る。
その後、中央道を下り恵那に入ったところでいきなり渋滞。1,620サイクルの高速道路情報を聴くと「恵那インターから瑞浪インター区間に鹿が入り込んだため通行止めにして、、、解除は何時になるかわからない」という。
すぐに車は完全停止!。やっと一寸刻みに動き出したものの、放送は相変わらず「解除は分からない」の一点張り。どうにかインター出口から0,6km地点まで来ると全ての車をインターから出している様子の電光掲示板が見えてきた。
その掲示板の下まで20分ばかりで到達したとき、掲示板の文字が変わりすぐに動き出した。
解除になったらしい。下を走る国道19号線にはインターから出されたらしい車が渋滞しているさまが見て取れる。今頃下の道路から上を見上げて地団駄を踏んでいるに違いないだろうな。
いつもより、二時間ほど時間をかけて関市の姉の家に、りんごを届け、遅くなったのでそのまま泊まることにした。
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