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2009年11月 1日 (日)

夜の錦は見栄えがしない

073momiji 富貴不帰故郷  如夜錦夜行

富み栄え故郷に帰らないのは、錦で飾った着物を着て夜歩くようなものである。綺麗な着物は人に見てもらってこそ価値があるものだ。

048 (錦の衣の生地を思わす紅葉)

項羽が秦を滅ぼしたとき、そこに都を置くように進言した家臣に言った言葉であると伝えられている。正確には錦ではなく刺繍の繍と言う字だそうだが、いつの間にか錦に変わったそうだ。

そのむかし、いまのように夜が明るくなかった時代の言葉なので、ピンと来ない向きもあるかと思うが自分たちの子供のころまでは夜は暗かった。

上の写真は、山梨県と静岡の境、冨士ヶ嶺の山道であるが、それこそ、いろいろな糸で織り成された秋の刺繍、”錦秋”そのものである。

066nenba古民家を模した根場の里の紅葉とドウダンツツジ)

電柱も無く、もちろん明かりはない。落ち葉の季節までのほんのわずかな期間、それこそ錦を評価できる人に見てもらってこその紅葉ではなかろうか。

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やらずぶったくりでないかい

最近家の屋根に太陽光発電のパネルを乗っけている家が目立つようになってきた。自然の力を利用して作る電気は、環境に優しいとのことで国を挙げて推進するそうで、今日から太陽光発電で自家消費できなかった電力は電力会社がいままでの倍のねだんで買い上げることになって、パネルをあげる家の負担が軽くなるそうだ。

しかし、この買い上げ値段は電力会社が負担するわけでなく、一般の電気料金に上乗せするそうだ。つまり、200万円ほど掛けて設置できる人に、設置できない貧乏人が費用を負担してやることになり、なんだか矛盾を感じてしまう。

同様に、自動車減税や家電製品をエコポイントで負担して安くしてやると言うことは、まだ使える自動車や、家電を廃棄処分にすることで、これが本当に環境に優しいことなのか。自動車会社や家電メーカーだけを優遇する処置にしか見えないのだが、、、。

また、この負担が税金でまかなうと言うことは使えるだけ使って、その後、お金が無いから自動車を止めましょう。テレビも止めましょう。となったとき、その人の目から見ると「やらずのぶったくり」のバー同様になってしまうと思うが、、、。

どこまで行っても貧しい人はさらに貧しくなる構造が断ち切れないのだろうか。

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