静岡は初雪 どこが?
テレビでは、静岡もこの冬初めての雪を見たと報じていたが、どこで降ったやら、、。
丁度その時間麻機沼付近を散策していたが、その気配はなかった。ただ、朝から突風を交えた強い風が吹き、風花は舞っていた。
上空の雲は北側に灰色をした雪雲が懸かっているが、南側は青空も出て日が差している。
午後二時頃の散歩道では、雀が風に吹き飛ばされるように散りじりに飛び、鳩やカラスのように大きい鳥も難儀しているのが見て取れた。
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今日は”おおつもごり”故里では朝からの雪がもう三十㌢は積もり、溶け切らなかった前回の雪をあわせると畑や吹き溜まりでは七十㌢にもなり、スキー場の民宿は喜んでいるとのこと、、、、
そのむかし、鉱山の標高800mのところにある大津山という社宅に住んでいたころ、姉が正月休みで帰ってくると言うので、土産を含めた荷物の手助けをするため50cmを超えた新雪を踏み分け山を下り、茂住と言う集落から高山線の猪谷駅まで迎えに行ったことがある。
昭和28年。唯一の交通機関だったバスも、除雪機械もない時代、降れば運行取りやめ。隙間も見えないような降り方で次から次へと積もっていく中を中学生二年生だった自分は随分と心細くなり、途中で逃げ帰りたい気分をおして歩く道のりは随分遠かったようにいまでも思う。
実際今ならとても迎えになんぞいける距離ではない。片道15kmはあったろうか。姉の顔を見たとき帰りの道のことなどすっかり忘れるくらいうれしくなり、涙ぐんだのを覚えている。
あれから、五十六年、満月の月は隣の屋根瓦をてらてらと光り輝かせ、雪などどこのこと?と、言いたげに雲なき空を渡っている。
クリスマスイブならぬ NEW YEAR,‘S EVE もあと僅か、鰤も食べたし蕎麦も茹で上がったとのこと、、、、それではこの辺で、、。
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