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2009年12月27日 (日)

枯れ草の匂いをかぎながら

029 バイパス裏から、階段状の道をほぼ直登すると、知り合いが100m弱の高台の草を刈った場所があり、その人は、初日の出を見るための準備をしていた。

うららかな年の暮れ。下を走るバイパスの車、少し霞んで浮かぶ富士山を見ながらのんびりと腰を下ろして語り合うともなく、ぼんやりと並んで過ごす。

家では連れ合いが朝早くから雑巾掛けなど正月支度。ごろごろと動かない亭主に少しむかっ腹を立てているのが態度で分かる。

「べつに、年始の客も来ないのだから、普段どおりでいいんではないかい」と言ったのが悪かったらしい。こんなときは、枯れ草の匂いをかぎながら、緩やかな斜面で寝転がっているのが、極楽のきわみ。

なかなか下には降りずらい雰囲気でお昼ぎりぎりまで過ごし「初日の出が見られたらいいねぇ」と言い交わして帰途に着く。

道端には、まだ葉を落としていない雪柳に白い花が、、、、、、。

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006 二十四日、年の瀬も詰まったとのことで金沢から”かぶらずし”が送られてきた。

四十萬谷本舗のかぶらずしが、、。あちらではブランド品である。飛騨にいた頃自分で作ってみたこともあるが”なれずし”だけに上手くいかない難物だった。

直径8㌢ほどの小蕪を横に切り、そこに薄く切ったブリを挟み込み、人参や昆布とともに米麹で漬け込み醗酵させた”なれずし”で寒ブリが取れだす今頃からの食べ物である。

冷たくひやして(とくに冷やさなくても、寒いのだが)酒の肴には絶好の食べ物で、その蕪のしゃきしゃき感とブリのもっちりした歯ざわりがたまらない。

毎年、故郷の味として味を楽しまさせてもらっている。ただ、静岡では長持ちしないため、正月前には消化し無ければならず、この辺が少し残念なところである。

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