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2010年1月27日 (水)

光り輝く青木の実(竜爪山)

011 青木の実が色づき、艶々と太陽の光を跳ね返している。

半日陰を好むため、そこに差し込む日の光によって、まるでスポットライトを浴びているかのような印象さえある。

常緑の青い葉と枝から名付けられたものだが、木に雌雄があり実をつけるのは雌の木だそうだ。

故郷では、この木に雪が積もると赤い実がいっそう映えて美しかったが、枝を折ったときの臭いや常緑のためか便所の近くに植えられているなどの印象からあまり好きでなく、遠くから眺めるだけの木だったのを覚えている。

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008 今日は、今年初めての山登りに行った。

昨年暮れから、なんとなく膝に違和感があったので出そびれていたのだが、今朝方になって急に登ってみようという気になった。

そこで、手近かな山と言えばいつもどおりの竜爪山しかないと思い上り口に向かってみたが、下の鳥居前の駐車場にはすでに十台ほどの車が入っており満杯、を越して路肩駐車の車さえある状況。

「今日は平日なのにどうしたことだろう。これは堪らん」と、行く先を変更しようとしたが高山の上り口は封鎖されている。仕様が無いのでそのまま車を進めて穂積神社の境内に車を入れた。

こちらは、車もなく鳥居をはじめあちこちに注連縄もはられて、まだ正月気分が漂っている。

ここにはまだ人が登ってきている気配もない。ゆっくりしたくして木の葉も落ちて妙に明るい感じの山道から鉄製足場の階段を上る。やはり山登りは土や岩を踏みしめて登るのが心地よくこの道はあまり好きでないのだが、、、、。

上り始めて四十分、薬師岳を過ぎ、さらに十五分文殊岳に到着。家を出るとき、東の方向は雲がかかっていて、展望は望むべくもないと決めてかかっていたが、途中から上下の雲に挟まれて富士山が顔を出し、南アルプスも真っ白に連なっていた。

少し休んで引き返したもののピストンではつまらないと思い、富士見峠に向かって尾根伝いに歩き出す。「もしかしたら何か予想外のものが見えるかもしれない」という期待と、下の鳥居前の駐車場に車を止めた人々とすれ違いたくないという思いもあって、、、

結果的に、穂積神社手前ですれ違った一人を除き誰にも逢わずに帰ってこれたが、予想外のものにあうという期待ははずれ、春一番に咲く三椏(ミツマタ)の白い花も蕾は固く、一花だに見ることも無く降って来てしまった。

今年の初山登り。ただ登ったと言うだけでなく、足の具合が調子よかったのが一番。

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