春のおすそ分け
君がため 春の野にいで 若菜つむ
我がころもでに 雪は降りつつ 光孝天皇
春盛んの今日当たりは、この歌の風情はもうなくなっているが、それでも土手の菜なの花の中で何かを採っている人を見ると、この句が浮かんでくる。
上の歌は、七草などに使う芹やナズナなどを摘んでいる情景を詠ったものだとのことだが、いくらなんでも天皇が真剣になって七草を摘んだとは思えないので、想像だけのものだとおもう。
昨夜来の激しい雨も朝になってあがり、青空が一面に出てきた。他の草に埋もれて見えなくなる前が野蒜の収穫時期。
昨年春に目を付けておいた場所に向かい、シャベルで根元の傍を深く突き刺してこねればかくのごとし。
一部を味噌であえて直ちに酒の肴にし、残りを塩昆布に浸けて知り合いに配る。「春のおすそ分け」と言って、、、。
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コメント
おばさまへ
同じノビルを食べるにも、それぞれの味があって、私は辛味が好きなのでそのままがよいし、おすそ分けには少し塩で馴れさせたもの好みだそうでです。
人参 昆布 裂きイカとくると松前漬風ですね。かなり大量に取らないと、、、。
まだ百人一首をやっていますか良いですね。私ども子供のころは親子でやりましたよ。普段むっつりとし、厳めしい父親が子供相手にむきになって札取りしていたのを時々思い出します。
投稿: オラケタル | 2010年3月17日 (水) 08時40分
もう野蒜がこんなにも大きくなっているんですね。
作ります私も。人参の千切りと塩吹き昆布とさきいかを
入れます。春を感じるひとつですね。
百人一首 学生時代覚えました。お正月は家族で
楽しみますが、愚息たちには勝てません。
それでも必死で頑張ります。
投稿: おばさん | 2010年3月16日 (火) 22時48分