いわばしる
万葉集に志貴皇子の作として”いわはしる/垂水のうえの早蕨の/萌えいずる春に/なりにけり"と、いうのがある。
激しく流れ落ちる水際に芽吹いた蕨を見て春を素直に喜び、詠ったものと推測するが、、、。
普段は水の流れていない滝であるが、雨が降れば滝になるところと見えて岩肌がむき出しになっている。
そして、昨日までの雨で水が増えたらしく、水が玉のように、縄のようによじれて岩肌をすべり落ちてくるさまは、まさしく”磐走る 垂水”そのものであり、その滝に一輪の花を添えているのが早蕨ならぬ山吹の花。
この情景を歌にするならどう読むのだろうか。
「さあ お読みなさい」と言われているようで、、、。
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桜前線は、山の中腹を淡い桃色に染めて駆け上り、ただいま7~800mまで上昇中。
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明日は、じゃが芋植えに長野に行ってこようと思っている。
ここしばらくの天候不順で、畑に入れなくて時機を見ていたが、いつもの年に比べて二週間ほど遅れての植え付けになりそうだ。
交通費や宿代などを見れば「買ったほうが得!」と言われるが、味が良いので注文が多いのと、気晴らしをかねて種芋だけで20kgほどの植え付けになる。
今年は、「きたあかり」と言う品種も付け加えて、収穫は一部を小作料に換えても、200kg以上を持ち帰る予定しているが、、、「取らぬ狸の皮算用」ということにならないよう、、、。
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コメント
慶さん
昨日帰って来ましたが、よる年波、帰ってきたらどっと疲れが出て、自分のブログを書くのが精一杯で返事が遅れたことをお詫びいたします。
”岩にしむ、、は、もしかして、慶さんの作ですか。
上手いですね。私も何かものにしたいとは思っていたのですが、なかなか出来なくて、、、
いやまったく、この歌の通りの状況でした。
投稿: オラケタル | 2010年4月28日 (水) 07時40分
"岩にしむ 垂水を覗く 山吹の 色眼にしむ 春の陽に"
もしかしたらはるではなくて初夏にするのかもしれないですね。山吹の季語は春?夏?よくわかりませんが。滝と山吹とまぶしい陽が感じられましたので。
長野、気をつけて行ってきてくださいね。5月の1,2と慶も御嶽山の方に行ってきます。腰、気を付けてくださいね。何気ない時にぎくってなりますからね。慶は運転の時に危ないです。無事の帰静を待ってますよ。
投稿: 慶 | 2010年4月26日 (月) 09時37分