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2010年4月16日 (金)

白山吹は実をつける

Img_0141_2 .

七重八重/花は咲けども/やまぶきの/

      実のひとつだに/なきぞあやしき

この可憐な花の名は”白山吹”という。

Img_0137  これは、黄色い山吹が白化したものではなく、シロヤマブキ属といって種類の違う花で、同じころに花が咲き、全体の格好がなんとなく似ているところから付けられた名前であり、花びらが四枚、葉の形もちがう。

そして、何よりも違うのは実がなることであろう。秋になると四粒の赤い種をつけ、年を越して春になっても時として黒くなった実を落とさずにいる。

Img_0166 上の歌は、大田道灌の故事で有名になっているが、どうも後世になって作られた話のようで、この歌の作者である兼明親王がこの歌の添え書きに「小倉の家にすみ待べけりころ 雨の降りける日に みの借る人の侍りければ 山吹の枝を折りて、、、」と、故事と同じ状況を書いていることからもわかる。

そして、最後の”、、、あやしき”は、悲しきに変えられているが、もともとの”怪しき”は「不思議」と言う意味とともに、当時は「道理や礼儀にはずれている」と、言う意味で使われていたそうだ。

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時ならぬ寒波に見舞われた関東地方。その余波を食らって静岡も御殿場付近で雪が降ったとか、、、、

我が家でも、折角片付けた灯油ストーブを引っぱり出して点火する。この時期に気温が10度を割り込むのは43年ぶりとかといっていたが、温暖化に慣れ、先日の夏日を経験している身にとってビックリの一日。

体の弱い人にはここしばらくの気温乱高下は身に染みることと思う。

         ためらっておくんさい

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コメント

tomokoさま
広い庭があるようでいいですね。
山吹は先を越してしまいましたか、また別の見方も出来ると思いますので、ぜひ一文をものにしてください。
期待しています。

投稿: オラケタル | 2010年4月17日 (土) 22時20分

慶さん
ご指摘ありがとうございます。
山吹の実は関心がなかったせいかまだ見たことありませんので、今度探して見ます。
いま山には一重の山吹が沢山咲いていますので、実のついたものがありそうですね。

前日の記事の写真、一枚入れ替えましたのでまた見てください。

投稿: オラケタル | 2010年4月17日 (土) 22時16分

おばさまへ
またまたお褒めをいただきありがとうございました。
文章がだらだらと間延びするものにとっては、和歌とか俳句は難しいのですが、”あやしき”の方がすわりが良くありませんか?
江戸時代は庶民に余裕も出来たためか、文人墨客も多く出て、和歌もいろいろ変えたようですね。
百人一首の「田子の浦ゆ 打ち出でてみればましろにぞ 富士の高嶺に ゆきはふりつつ」などもそうですし、
中国の話を日本に置き換えたりで、、調べてみると面白いですよ

投稿: オラケタル | 2010年4月17日 (土) 22時09分

こんばんは~
ドキッとしました。 先日から考えていたんです。
…七重八重・・・を書こうかなって。でも私は勉強家ではないので、詳しいことは知らないで…悲しき…と思っておりました。勉強になりました。丁度我が家の白山吹が綺麗です。

投稿: tomoko | 2010年4月17日 (土) 19時09分

山吹と白山吹は違う種類というのを、オラケタルさんに教えていただきましたね。山吹の実がならないというのも。でもどうも実がならないのは八重咲きのほうで、昔は八重咲きが普通だったのだとか。一重のほうは5枚の花弁と同じく5個のくっついた実がなるらしいです。慶もそれを聞いてから、近くの木を見ているのですが、残念ながら、花が終わると刈り取られてしまって、実がなるのは確認できではいませんが。
下の雉、きれいですね。いつかも雉の写真を見せていただきましたが、こんなにはっきり顔というか表情が見えるものは初めて見せていただきました。メスとは随分違うんですね。

投稿: | 2010年4月16日 (金) 22時34分

白い山ぶき、初めて見ました。
庭にもありますが、黄色です。
道灌の歌・・・悲しきと思っていましたが
またひとつ賢くなりました。
実に多くのことを、知ってらして驚くと同時に
己の不勉強さが悲しいdown
ブログ開くのが楽しみです。
愚息も覗いているようですeye

投稿: おばさん | 2010年4月16日 (金) 21時33分

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