やんちゃざかりの雛を見て
しっとりとした雨降る一日。
久しぶりのお湿りに、少し萎れかかっていた草花も息を吹き返したように、艶々とした色合いを見せていた。
今年は、雨が多かったせいか、少しの日照りにも生気をなくしてしまうような気がする。日照りに対抗するには葉が柔らかすぎるのだろうか。
五枚の大きく開いた花弁の真ん中にひときわ大きく突き出した雄しべ、茎のような花序が吹く座に入り混じって趣きをかもしている。
少し離れてみれば、全体がもやっとした感じの藤色のかたまりで、晴れていればアゲハチョウの群れを見ることもある。
「栴檀は双葉より芳し」はこの木でなく白檀だといわれれば、何処でどう間違って伝えられたのか、、、いずれにしろ、暖地性の植物なので静岡に来て始めてみた木の一つである。
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育ち具合から言って、孵って一週間以上はたっているようで、ふわふわの産毛を脱ぎ捨てたころに見える。
人間で言えば、保育園くらいの年頃と言ったところか、やんちゃ盛りで、怖いもの知らずで好き勝手に走り回れば、親もまとめるのに苦労している様子が見て取れる。
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