数は力なり
城北公園のナンジャモンジャの木が満開になったと聞いたのは四日前だった。
テレビで聞いたときは、そんな季節になったかと思いながら、花の下を陣取って宴を開いている人を避けながらの花見なんて、、、と、人出を嫌う自分には土日の花見は、なんとなく行きづらかった。
「ナンジャモンジャの本名は、一つ葉田子(ヒトツバタゴ)と言い、名前のわからない木を総称して言ったそうで、この木の由来も殿様に聞かれてとっさに答えたとこから付けられたと言われているが、土地によってはアブラチャンなどにも付けられている。」
午後にも雨が降りそうだとの予報もあって、今日行かなければと言う思いで行ってみた。毎年見てはいるのだが、「三日見ぬ間の桜」になってもなんだから、とばかりに散歩コースに入れた。
月曜日の午前はさすがにしっとりと落ち着いていて、無数の白い花で雪をかぶったような雰囲気の木が数十本。
一つ一つは小さくて、細い四枚の花弁を無数につけて、「数は力なり」と言わんばかりにその存在感を誇っている。
しかし、よく見ると木によってその白さが違い、例年より少しまばらなと言う感じがしないでもないが、今年の桜同様気候が落ち着いていれば長い期間の花見ができるのかなと言う気がしないでもない。
おりから、グラウンドにはどこかの小学校のみどりの帽子の六年生と黄色い帽子の一年生らしき児童が手をつなぎ入場してきた。
以前なら兄たちの友達、妹たちの友達と近所の友達、横のつながりは山ほどいたが、少子化の時代になってこんな絆の作り方をしなければならないようだ。
事実、うちの町内も高齢化社会の典型のようで、500所帯の町から今年の新入生は6人しかいなかったとか、、、自分らが子供のころ500所帯もあれば新入生は20人をくだらなかったものだったが、、、。
そして、アメリカからサンガー夫人と言う人が来て、産児制限を講演して回ったことがあるが、あれはまぼろしだったのだろうか。
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