豊年じゃ 満作じゃ
昨日、千代田の田んぼで”豊年海老(ホウネンエビ)”を見ることができた。強い日差しの中、生あったかかくなった田んぼの中で11対の足を上に向けて背泳ぎのように仰向けになって泳いでいる。
豊年海老とは、気温が高い年に大発生するところから、稲の生育にも良く、実りが期待されるとして、名付けられたようだが、発生してから間もなく卵を産み消え去ってしまうので、一般にはあまり知られていない生き物である。
体長は、2cm足らずと小さく、透明から淡い緑色をしているため、田んぼの中にいる豊年海老を写真に収めようとしたが、焦点が合わずボケばかりだったので、今日は小さなタモと入れ物を持って再度出かけてみた。
昨年まで、麻機の田んぼで探してはいたのだが、水や農薬の関係が有ってか見ることができなかっただけに、周りが市街地の田んぼで見つけたときは嬉しかった。
豊年海老は、節足動物の古いタイプと言うことらしいが、人目につくのは僅かな期間であり、卵になってからはかなり過酷な条件でも生き延びるようで、それまで居なかったようなところでも大発生をすることがあるそうだ。
今年は、蓮の花の開花が遅れ、去年には咲いていた月下美人がまだ咲いていないので、気候が変調なのかと思っていただけに、豊年海老に豊作を願って田んぼに帰す。
おなじみ”かっぽれの一節とともに
豊年じゃ 満作じゃ 今日は旦那の稲刈りに、、、
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今朝方を持って熱気に包まれた夜が終わったようだ。
サッカーのワールドカップも決勝トーナメントでウルグアイに延長の末、PK戦で敗れるという理想的な(?)な負け方で終止符を打った。
”理想的な”と言う言葉を使ったのは、4-0などの大敗だったら、またぞろ馬鹿ファンが何を言い出すか分からないからだ。
高校野球でもそうだが、地元の高校が負けると、つき物が落ちたように熱気が冷めていくのが通例なので、この後もサッカーの試合を見ていて「夕べも眠れなかった」と言う人がいたら、その人は真のサッカーファンであり、後は人が騒ぐから自分も、という、、、便乗組である。
当の自分は、真夜中に起きていると言うのはお通夜以外はしない主義なので、当然、、、、、
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おりしも今日は”夏越の払い”今年前半の災難を振り払い、新しい後半の無事を祈る日なのだが、サッカーと大相撲では意味合いが全然違うし、参議院議員の立候補者には、どんな思いで”茅の輪"をくぐるのだろうか。
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