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2010年6月16日 (水)

ひきずり考

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昨夜来の大雨もやんで、九時頃から日がさしてきたと思ったら、見る見る気温が上がって30度を突破。 34度にもなってしまった。

いきなりの高温に体が付いて行けないのを感じて、慌てて引っ張り出した扇風機をかけたが、湿度が高く蒸し暑さに居るところもなく、ただただ耐え忍びの一手しかなかった。

日が翳ってから、庭のほうでアマガエルの鳴きだす声を聴き、その音の方向にそっと近寄れば、二匹のアマガエルもうだったような顔をして、半眼に閉じた目でチラッとこっちを見たが動こうとはしない。

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生まれ在所の飛騨では「ひきずり」と言う言葉は、”ずぼら”と言う意味であり、「あそこの嫁さんは”ひきずり”だもんで、家の中がらっしょもない(散らかっている)ことになっとる」と言うような言い方をした。

しかし、我が家で「ひきずり」と言った場合。白菜の刻んだものを鍋に入れ、その中に鯖の缶詰いれて煮たものをいい、味付けは醬油を適当に入れ、冬場の鍋物として簡単で安く出来、体が温まるものとして子供のころからよく食べてきた。

そのため、「ひきづずり」とはいい加減に作る、ずぼら料理の意味とおもっていた。そして、こだわりと言えば、鯖の缶詰は水煮でなければならないというくらいであった。

ところが、最近になって名古屋で「ひきずり」と言うのは鶏肉を使ったすき焼きのことだと聞いた。同じ名前でも随分違うな、と言う感じ、、、。

聞けば、牛肉より安い鶏肉を使い、ずるずると引き上げて食べるから、、、、、、だ、そうだ。

それでは、ほかの土地で同じ名前の料理は無いかと検索してみたら、山形県で「ひきずりうどん」というのがあるそうで、こちらは、乾麺を茹で、茹で汁をこぼさずそのままのところに、納豆、卵、鯖の缶詰をいれて、そのまま食べるそうで、こちらの方も、ずるずると引き上げて食べると説明があり、名古屋と一緒の理由である。

と、書いてあったが、かなり手抜きをしたずぼらな料理と言えなくもない。

うどん好きの自分としては、「ひきあげうどん」と言うのは知っていたが、こちらもなんだか美味そうな感じがするので、今度作ってみようと思っている。

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コメント

おばさま
こちらでも「ひきずり」と言う言葉をそんな風に使いますか、一般には物を地面から持ち上げずに引っ張ることなのですが、、、、そうですか。
「ひきずり」と言う鍋物、同じ飛騨でも、ほかの家でやっているかどうかは知らないんです。
鉱山町は、全国から人が集まってきているため、いろんな料理方法があり、私の母親も何処から聞いて来たのか聞いたこともないし、あんまりずぼらな料理なので、「あんたの家でもやってる?」って聞きにくかったので、、、、

投稿: オラケタル | 2010年6月17日 (木) 07時53分

おばさんの住む富士市でも「すぼら」とは、
「だらしない」と言う意味につかいます。
料理の由来も調べると、面白いですね。
生まれ在所・・・嬉しい。このような言葉は
だんだん聞かれなくなり、寂しく思っていました。

投稿: おばさん | 2010年6月16日 (水) 23時11分

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