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2010年6月11日 (金)

鉱山屋はなんでもできる

029 .

草藤が地面を覆いつくすように咲いている。

Img_0001 明るい紫の花の雰囲気が藤の花を想像させると見て名付けられらのだろう。

マメ科のこの草、一見ひ弱そうだがこの繁殖ぶりを見ていると、ほかの草はこの縄張り(シマ)から一本も生やさないぞ、と宣言しているようにも見える。

花言葉に「私を支えて」とあるそうだが、蔓を伸ばしているところから付けられたものだろう、しかし、この生命力の強さはほかに助けを求める必要はないように見える。

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鉱山町にいたおかげで、子供のころから数限りなく映画を見てきた。戦後から昭和40年くらいまで、娯楽のすくない時代、映画全盛の時代にあって、毎月10本くらいは見ていたように思う。

そのなかのひとつ、今回は「アフリカの女王」という映画の思い出を一つ。

主演は飲んだくれの船長(ハンフリーボガード、のちにボギーの愛称で一世を風靡した男優)と兄の復讐を誓う生真面目な女(キャサリーンヘップバーン)の二人が冒険の川くだりの末、最後にドイツ軍艦に捕らえられ絞首刑寸前に、魚雷で軍艦が沈められて、めでたしめでたしと他愛もない物語である。

娯楽映画だったから、そう目くじらを立てるものでもなく、主演の二人以外はほとんど一寸出ては引っ込む役者ばかり、そんなに上手く事が運べば、、、と言う筋書きだったが、今でも覚えている台詞の中に「鉱山屋は何でもできる、、、」と言う部分である。

後になって、「よく言ったワイ」と思ったのは、ボーリングを仕事にするようになって、それこそ、何でも出来なければ務まらないということだった。

調査をするためのボーリングは、それこそ山の奥、人跡未踏の場所に機械を運び込み仕事をするわけだが、搬入するための索道を張ることから始まり、索道の運転、崖でも何でも足場を組んで機械を分解、組み立て、故障をすればその部分だけ外して修理。

時には、火薬を使って発破をかけ、道路を作り、、、、それこそ、そんな仕事は出来ないとはいえない職場だった。

その間、何度ひとつ間違えば、、、と言う場面を切り抜け、映画の筋書き通りあちこちと何を切り抜けてきたのは、、、昨日の表題ではないが「神のご加護に恵まれたためである」

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コメント

おばさま
「鉱山屋はなんでもできる」映画のト書きにそう書いてあったので、原語はどうだったのかは知りません。たまたま、自分が鉱山屋だったので「我が意を得たり」でおぼえているだけでし、そんな部分を覚えている人は、まず、いないでしょう。
ただ、鉱石を探して野山を歩く人も「鉱山屋」と書いて山師(ヤマシ)と言いますが此方は、話のほとんどが嘘である、の代名詞になるくらいでしたから、評判は良くありませんでした。
そんな職業柄、山は良く歩きましたので道に迷うと言うことはまずありません。ただし、人生行路はよく分からないため、流れにまかせて静岡に引っかかっています。
このまま、あの世に行けるのかまた一流れするのか、、、。

投稿: オラケタル | 2010年6月12日 (土) 16時27分

子供のころ「なんでもやさん」が、鐘を鳴らしながら
日用雑貨を売りに来た。ほんとになんでもあった。
鉱山屋はなんでも出来る・・・・足場を組むどころか
索道まで・・・やらなければならない。
想像を絶するようなお仕事だったんですね。
植物・動物に対して優しいのは、その大変さを知る
思いやりかな。

投稿: おばさん | 2010年6月12日 (土) 00時11分

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