ちんちん千鳥は
いま麻機周辺は第二東名の取り付け道路工事とダイオキシンにで汚染された土砂の入れ替えなどで重機が動きかなりやかましい。
その一角に、工事順序があってか、土を盛っただけで工事を一時中断している道路用地があり、その上を小千鳥(コチドリ)の夫婦が小粋に蝶ネクタイを締め、それこそ千鳥足で忙しそうに走り回っていた。
傍に近寄っても付かず離れずの距離を持ったまま飛び去ることが無かったので、近くで卵を抱いている様子。そして、一羽の千鳥はこの付近から動かないので、ひょっとしたら、この写真の中に卵が写っているのかもしれない。
千鳥は一般に地面の上に地面と同じ色をした卵をおいたまま抱卵するそうなので、これ以上近寄ってうっかり、卵を踏み潰しては気の毒、とその場を離れる。
千鳥は昔から人目につく存在なので、歌にも良く歌われてきた鳥であるが、北原白秋の「ちんちんちどり」にしても、鹿島鳴秋の「浜千鳥」にしても暗い印象の歌が多い。
これは、千鳥の季語が冬のためなのだろうか、実際には愛嬌のある千鳥足であちこちに目を光らせ、相手の油断を見澄まして餌にありつく戦術をとっていて、我らが同輩の酔眼朦朧となって行く先定めぬ歩き方とはちと違うのだが、、、、。
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コメント
tomokoさん
千鳥は海岸の砂地が近くにあれば何処でも見られると思います。
とくに、児島湾は昔から水鳥の多いことで有名ですし、岡山城の後楽園にもいましたよ。
ただ、千鳥の仲間はいくつもの種類があり、色使いも違いますが、コチドリはシロチドリとともによく見かける仲間です。
投稿: オラケタル | 2010年7月 9日 (金) 21時50分
おばさま
本文でも書いていますが、そんなに暗い歌の題材にされるような鳥ではないのですが、どうしてなのでしょうか。
また、この鳥は夜行性ではないと思いますので、ほかの鳥と間違って作詞したとすれば、教科書に採用したのは、、、、
tomokoさんにコメントを入れましたか?見聞の広い方ですからいろいろと勉強になると思います。(おばさん同様に)ついでに、慶さんのほうにも立ち寄ってください。
投稿: オラケタル | 2010年7月 9日 (金) 21時44分
こんにちは! 千鳥の歌。。。最近は耳にしなくなりましたね。暗いイメージが今の世にそぐわないからでしょうか?
ところで、これが千鳥です! という姿を初めて意識して見せて頂きました。首の白と蝶ネクタイがポイントですか?
岡山辺りにも居るのかしら?
投稿: tomoko | 2010年7月 9日 (金) 17時15分
↓ おばさんちのほうでは、七夕が終わってから
短冊についた笹を田圃に持っていきます。
浜千鳥・・・親を探して鳴く鳥の
北国の海をモチーフにした暗く切ない歌ですね。
tomoko様につながりました。
有り難うございます。嬉しいです。
投稿: おばさん | 2010年7月 8日 (木) 23時18分