DNAはしっていた?
麻機山の農道に咲きだした浜木綿(ハマユウ)に紋黄揚羽が纏わりついて離れない。
紋黄揚羽は、名前の通り後ろ羽根に真っ白に染め抜いた白い紋所をつけていて、これが、次第に黄色っぽくなるところから付けられたようで、揚羽蝶の中でも最大のほうに入り、羽根を広げると10センチ余にはなる大型の蝶であるが、南方系の蝶のためなかなか見ることが出来なかった。
しかし、長崎揚羽同様地球温暖化のためもあってか、次第に北上しつつあるようで、静岡でも良く見る蝶の一つになっている。原因として、蜜柑の葉を食性にするためであるが、蜜柑農家知恵比べの繁殖、退治の戦争をしている。
また、浜木綿のほうも大雑把な花のわりには、かぐわしい匂いを放ち、揚羽蝶をとりこにしているようである。
浜木綿。この植物は、本来は南方の海岸に咲いており、花が終われば丸い球根のような実を海に流して、漂着したところで根を張るため、ひょっとしたら花のDNAと紋黄揚羽のDNAは、そのむかし南の海の彼方で出会っていて、「初めてなのだけど、どこかで逢っていたような気がする」なんて言い交わしているのかもしれない。
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ところで、浜木綿の名前の出どころが気になって調べてみた。
木綿と書いて、”もめん”とは言わないで「ゆう」と呼ぶのはなぜか。
すると、古代日本では綿が入ってくる前、紙の原料に成る楮(コウゾ)をさらして、その繊維で布を織っていたそうで,花びらの様子が、コウゾの繊維を干すときの格好に似ているところから名付けられたと言うらしい。とのことだった。
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参院選挙の開票が始まり民主党が過半数どころか結構な惨敗も様子を見せている。
党首交代で支持率をあげていたのだが、管総理の消費税10%引き上げが裏目に出たようで支持を失ったとすればこれからの政局運営に党内からも批判が出ることになろう。
前にも書いたが、党内でろくに討議もしないで党首の一存で決めてたため、追求されてから低所得層には還元するだの何のと迷走しては、当然の話であろう。
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自分も、投票所まで迷っては見たが、地方区は結局白紙になり、全国区も前回と違う党の名を書いた。
これで、今回は完全な浮動票と言ったところか、、、、。
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