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2010年8月23日 (月)

両面作戦の臭木

017 .

クサギの花が、今を盛りと咲いている。

かなり遠くまで強い芳香を放っているが、桜のように一斉開花ということが無いので、中途半端な距離ではつぼみと開花中、そして、萎れたものが混在して、写真にするにはなかなか難しい花である。

そして、この芳香は虫たちにとっても悩ましい花なのか、沢山集まってきているが、揚羽蝶の仲間が一番目立つようで、つい そっちのほうに向いてしまうのは致し方ないことか。

クサギ、漢字で書くと臭木と書き、葉っぱのにおいが決して好ましい臭いとはいえない。子供の頃はこの臭いが嫌で避けていたが、虫にも嫌がられる臭いのようであまり虫食いの葉っぱは見たことが無い。

つまり葉っぱを食べられたくないのと、受粉のために虫を誘惑するのと言う両面作戦を上手に使い分けている植物と言うことでは珍しい部類に入るだろう。

しかし、人間は違った。先日まで知らなかったのだが、”くさぎなめし”などと言って西日本のほうで食べられていて、岡山県の吉備中央町などでは郷土料理としていることをTOMOKOさんのブログで知った。

005 貧しい飛騨の国に生まれ育って、かなりいろいろな植物(山野草)を食べてきたが、北海道から九州まで全国的に生えているこの木の葉が食べられるとは、つい先日まで知らなかったとは、、、、、

ともあれ、開花中の花は純白の花から長い数本の雄しべと雌しべを付けまつげのように突き出させているが、ほかの花と違って伸びる方向が違う。

多分ほかの花の花粉を捕まえるためと見たが、こちらの勝手な思い込みだろうか。

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コメント

TOMOKOさま
葉っぱの臭いと花の香りがこんなに違うのもめづらしいでしょう。花の時期には葉っぱの臭いが薄れるのも、自然の妙でしょうね。
それにしても、この葉を最初に食べようとしたのは誰でしょね。
なまこを食べようと思った人、河豚を食べようとした人など、どれもこれもたいしたものです。

投稿: オラケタル | 2010年8月24日 (火) 21時40分

おばさま
クサギを植えるのはやめにしておいたほうがよろしいでしょう。虫は来ないかもしれませんが、かなり繁殖力も強くて、茂ってから切り倒すに厄介だと思います。
自分としては、やはり野におけ蓮華草ならぬクサギで、花の時期だけ見に行くのが良い木だと思いますよ。

投稿: オラケタル | 2010年8月24日 (火) 21時35分

臭木← こんな名前が付いているってことは、誰しもが嫌な臭いと感じるからなのでしょうね!
でも、そこを逆手にとって、郷土料理としてしまう先人の知恵、驚きですね!
お花はこんなに可愛いのにね。

投稿: tomoko | 2010年8月23日 (月) 23時01分

お花にしては、臭木とは、
いささか可愛そうに思えてきた。
我が家 できるだけ無農薬栽培にするため
畑の周りに除虫菊を植えてるが、
来年は変えてみようかな。
臭くても虫は飛んできますか??

投稿: おばさん | 2010年8月23日 (月) 22時53分

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