« 虹立ち昇る朝の、、 | トップページ | どんな風に見えるのかな? »

2010年8月 6日 (金)

寝苦しい夜に

003 .

寝苦しくて夜眼が覚め、クーラーを運転させて寝たのが悪く、二度寝の朝は太陽が昇っていて、散歩する気にもなれないほど気温をあげていた。

それでも、日課にしている散歩を怠ると尻がむずむずしてたまらないので、午後になって雲が西空を厚く覆ってから麻機田んぼを近回りで歩いてみた。

赤いカンナは東の空を染めかけた入道雲にマッチして揺れている。

.

037 道端の雑草、カヤツリグサを見て下の歌が思い出された。

一口にカヤツリグサと言うが結構種類があるようで、、、、しかし、これも”蚊帳吊り草”

名前の由来は、茎を裂いて四角い蚊帳科形にして遊ぶからとか、蚊帳を引っ掛ける釘だとか、、があるらしいが、地味な雑草としてあまり人気が無い。

たらちねの 母が吊りたる青蚊帳を

  すがしといねつ 垂みたれども   長塚 節

この歌は、蚊帳を使うことの無い、いまの人には説明がなければ分からないと思う。そのむかし、扇風機もなく団扇でパタリパタリと扇ぎ疲れるまであおいで、眠っていたころは、いまのように暑かったのだろうか、と時々思う。

自分も涼しい飛騨にいた頃、映画の中で使っているのを見ただけで実物を見たことが無く、岐阜市であった陸上競技の大会に出たとき泊まった宿で使ったのがはじめてであった。

とにかく寝苦しかった。まず、入り方から習い布団の上に寝転がったが、開け放った窓からはそよとも風が吹かず(吹いても蚊帳の網が遮る)、低い蚊帳の天井部分が圧迫感を持って押さえつけるようで、うとうと、としただけで朝を迎えたような気がする。

おかげで、普段の力が出せなかった言い訳に使ってしまったが、長塚 節はこの蚊帳を清々し、と歌ったということはやはり育った環境だったのか、結核の子供の身を案じて釣ってくれた行動だったのか、繊細な神経を持ち合わせない身にとって解釈しきれない。

|

« 虹立ち昇る朝の、、 | トップページ | どんな風に見えるのかな? »

コメント

星さま
古典落語ばかりではなくても、いまの人にはわからない話になったそうですね。
米朝だったかが、最後の「おち」でどっと笑いが来ていいところなのに、シーンと静まりかえってしまったので、どうやって高座から降りようかと、、、と言っていたのを思い出しました。
私は、後にも先にも蚊帳というのはそのときだけなので知りませんが、どこかで、蚊帳の吊り方、たたみ方なんてビデオで残しておかなければならないかもしれませんね。

そうそう、先日、アフリカで蚊帳を普及させていると言うニュースがありましたが、老人や子供の世話の仕方までアフリカへ輸出したのでしょうか。
そんなこと書くとアフリカの人に叱られそうだけど。

投稿: オラケタル | 2010年8月 7日 (土) 22時31分

TOMOKOさんは蚊帳を使われて事があるんですね、結婚してからもと言うことは、、、?
私は、後にも先にもこの時だけでした。
今考えると、外では刺されたのに家の中まで入ってこなかったのでしょうか。とにかく涼しいところでしたから、、、、、
おかげで、蚊帳の中に蛍を閉じ込める。なんて優雅なことは思いもよらないことでした。

投稿: オラケタル | 2010年8月 7日 (土) 22時16分

子供のころ夏は毎晩蚊帳でした。入るのが大変で蚊を同伴で入ると血を吸ってコロコロふくれた奴が蚊帳に止まっていたものです
 落語にもいくつかあり傑作と思ったのは「麻のれん」(これは昨今演らないとか演れないとか。
 蚊帳を吊るのに真鍮の輪があり柱には瓢箪みたいなのにかぎがあって朝、入り口側を外し反対側に引っ掛けて終わりで、たまに畳む時は子供は邪魔とおっぱらわれました。
 年寄りが寝込むと麻の蚊帳を畳んで布団とシーツの間に挟んだら床ずれになりにくいと聞いたような気がします。入院なんてなかった七十年以上昔の話です。が 今より老人や子供を大事にしたように思えてなりません。

投稿: 星 | 2010年8月 7日 (土) 14時08分

蚊帳、懐かしいです! 子供の頃は毎晩釣っていましたよ。
たたみ方をきちんとしないと、次に釣る時に手間取るんです。
結婚してからもしばらくは、やっていました。
夫が、入り方をうるさく言う人でねwobbly
ホタルをこの中に放つ・・・ってこともしたような? しないような?

投稿: tomoko | 2010年8月 7日 (土) 10時24分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/90605/49075039

この記事へのトラックバック一覧です: 寝苦しい夜に:

« 虹立ち昇る朝の、、 | トップページ | どんな風に見えるのかな? »