朝日の当たる家 (ねじれ雲)
ここ二~三日の朝がめっきり涼しくなってきて気持ちが良い。
空気も澄んできたのか、十七夜の月もすっきりと見え、上空の雲は、気流の流れに揉まれてリボンを結んだようにねじれている。
丁度散歩の途中だったが、昇ってきた朝日によって、田んぼの中の赤い農作業小屋が更に赤さを増してぽつんと立っていた。
おもわず、むかし聞いた「日の当たる家」と言う歌が思いだされる。
もともとはアメリカ民謡だったとも聞いているが、当時は、歌の意味は分からなかった。
物悲しいようなメロディーが好評でヒットした曲だった。
最初に聞いたのは、1,964年 アニマルズかボブディランだったか覚えていないが、同じ年にレコードを発表した、というからその頃聞いたことになる。
それから五年ほどして、70年安保の頃、アングラ歌手の浅川マキが歌った歌で原曲の内容を知った。(淺川マキさんは今年1月に名古屋で亡くなった。まだ64歳だったとか)
その後も、ドリーバートン、ジョーンバエズ、そして、ちあきなおみなどの幾人もの有名歌手がカバー曲をだしていた。
この歌の内容、女性が歌うと日の当たる家は娼館で、男性が歌うと少年院だと言う人もいるが、自分は、落ちぶれていくおんなの恨み節だと聞いたとき、しっくりとくるものを感じ、戦後流行った菊池章子の「星の流れに」や藤圭子の「圭子の夢は夜開く」とおなじバージョンかなという気がした。
同じアメリカ民謡からでたという、「オーマイダーリン クレメンタイン」に比べると歌詞は変化していない。、、、、と言うことは、歌詞に重みがあるのだろうか。それとも替え歌が出来ないというのは、マイナーなのだろうか。
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