毛むくじゃらの花 ガガイモ
昨日は久しぶりにクーラーを使わずに一日が過ごせた。
とくに、夜の間中使わずにいられたことが嬉しかった。この後いくらかぶり返しがあるだろうけど、季節は秋に入ったのを実感させる一日だった。
今日は、ガガイモの花。この暑い時期にまるで毛皮のコートをまとったように毛むくじゃらの花びらを開かせていた。
一種異様な五弁の花びらのようにも見えるこの花、ひょっとしたら朝顔のように裂けているだけではないかとも思える。
そして、雄しべが見当たらない。花の中でも小さい花に雄しべがあるそうだが、決して、雄雌別の花でもないという。
雄しべは、この花の奥深くに隠れるようにしてあるそうな、最近我が世の春を歌っているセセリチョウが、群がっていたが、口吻をその奥深くに差し込むことによって受粉させているのだろうか。
名前を漢字で書くと鏡芋とも羅芋ともかくそうだが、ほかのなんとか芋と名前の付く植物のように地下に芋は無いそうで、本当の出所はよく分からないらしい。
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今日の大きな話題は、振興銀行が破綻し、預金を1,000万円までと利息しか保護しないペイオフを始めて発動するそうだ。
どうも、預金者が少ないこと定期預金しか扱っていないことなどにあるようだが、今後同じように銀行が破綻した場合、ペイオフがスムーズに出来るのだろうか。
銀行が大きくて出来ないなんて言い出したら、ダブルスタンダートのそしりは免れない。以前に言われていたのは、「借金を借りまくれば銀行が潰せなくなる」と言われたことと同様の現象にならないか、、、、。
もうひとつは、元厚労省局長の村木厚子さんの無罪判決。まだ地裁の判決だから検察が控訴するか、しないか分からないので確定ではないが、地裁判決では検察の証拠はことごとくと言ってよいほど採用されなかったので、前から無罪になりそうな雰囲気だった。
逮捕当時は、検察の情報のみで犯罪者扱いだったマスコミは、今回も口を拭って検察のやり方を批判し始めた。
こうしたなかで、女性の特色かもしれないが、一貫して否認をしつづけた元局長の精神力には感心する。男性に多い冤罪事件の中には迎合的自供をした後、それを翻し、覆す難しさがたびたび見られている。
しかし、今回の裁判を通じて、検察も密室の取り調べから、公開性の高い映像化を進めたほうが、裁判員の説得材料として有利になることを知ったのではなかろうか。
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