はやりの豹柄で
久しぶりに戻ってきた太陽もそこはかとなく秋を思わせる風のため、汗はかくがしのぎやすさを感じる。
その空の下、黄花コスモスが明るいオレンジ色の花びらを風に任せてゆらゆらと揺れさせている。
黄花コスモスは、赤や白色の花を付けるコスモスに比べると繁殖力が強く、一緒に蒔くと普通のコスモスは圧倒されてしまう。また、葉の裂け目が浅く、幅広と言った感じであり、一緒に植えても交配しないところを見ると、同じ属でもかなり離れているようだ。
コスモスと言えば”秋桜”などと書いて秋の花と言うイメージが強かったのだが、最近は黄花コスモスも含めてかなり早い時期から花咲かせていて、季節感の少ない花になりつつある。
その花に、人間界で流行している豹柄を身に着けた、褄黒豹紋蝶(ツマグロヒョウモンチョウ)がやってきて花から花へと飛び回っている。今日はそれに圧倒されてか、セセリチョウもいないところを見ると、花の蜜は蝶によって好き嫌いがあるのかと思ってしまう。
人間にも、痩せてスタイルの良い娘が好きだとか、ぽっちゃりとして安らぎを感じる娘が好きだとか、、、、、、いろいろと好みがあるのだが、雑誌の表紙を飾るような人ばかりに集中する。
そのため、テレビを見ていても、街を歩いても、自分から見ると、個性が無く、似たかよったかばかりがテレビに出てきて、区別が付かないのはなんとも味気ない。
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