目処がつく
すこし、左側が満ちていない十三夜の月だが、煌々と雲ひとつない空に輝いている。
一般に”十三夜”と言えば旧暦の九月十三日なので、もう一ヶ月先の月を言うのだが、あさっての満月は雨の予想が出されており、見えない確率かなり高そうなので、今宵は、中秋の名月を兼ねてと眺めている。
日本では、完全な満月ばかりでなく、少し欠けた月も愛でる傾向があり、このほかにも十六夜と書いて、イザヨイと呼ばせたり、三日月に思いを込めたりする。
#河岸の柳の 行きづりに ふと見合わせた、、、。という歌の題名は十三夜だった。(古い古い歌で子供の頃聞いても艶かしい感じがして聞くだけで歌えない歌だった)
萩の仲間なので、花の形は良く似ているが、萩の半分ほどの大きさしかなく、色合いも地味なくすんだ白なので、まったく路傍の花と言ってもよい。
名前のメドは目処から来ており、昔は筮竹の代わりに使ったためと言う解説があるが、目処をつけると言えば、”見通しがつく”と言う意味とほとんど一緒である。
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今朝の新聞で、大阪地検の特捜部が捜査をし、先日証拠が信用されないとして無罪判決が出た厚生省の事件の主任検事が、押収したフロッピーデスクを改ざんしたとして逮捕されたそうだ。
この件に関して、明日のワイドショーは持ちきりになること確実だが、この速報を聞いたとき、おもわず上層部から圧力かかる刑事ドラマそのままだと思ってしまった。
検察内部で、情報が外に漏れでないようにあれこれ細工したに違いない。検察上層部の面子をまもるため、最終的に個人の不始末にして、幕引きをするつもりだろうが、、、、どうなるのだろう。
先日来、小沢一郎氏の政治献金でも不起訴不当を受けて、再聴取をしたが形式的なもので起訴する気がはじめからない猿芝居でしかなかった。
これも、政界実力者と揉め事をおこして、人事で仕返しを恐れる幹部の意向と取られても仕様がないと、テレビドラマから勘ぐってしまう。
なんでもかんでも、最初にドラマの筋立てを考えてその方向に持って行くと言う見通しでことを進めようとする体質は、エリート意識の強い組織が巨大化した場合に起こることである。
このことで書きたいことはいっぱいあるが、収拾がつかなくなるのでやめる。
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コメント
TOMOKOさま
本当に久しぶりでした。
どこかへ行って来ると、書き留めておきたいことが山ほどあって次から次へと出てくるものですね。
いい勉強が出来てうらやましい限りです。
この夏の暑さは、私どももちょっと参ってしまい、ほかの人のブログは見るのですが、自分のブログで精一杯、とてもコメントする気になれなくて何処もご無沙汰していました。
明日から、気温がぐっと下がるそうなので、、、元気が戻るかもしれません。そのときはお互い様、よろしくお願いいたします。
投稿: オラケタル | 2010年9月22日 (水) 16時48分
オラ・ケタルさんこんにちは! お久しぶりです。
コメントを有難うございました。今は宿題を終えた子供の様な気持で、肩の荷がおりて体が軽く感じます。
色々ため込んだ仕事に取り掛からないといけません!
畑もそうです。 この夏の暑さで、畑? そんなものどうでもいいじゃない! って感じでしたが、やはり季節が巡ると落ち着かないですね。
遅まきながら頑張ってみましょう。
また時々お邪魔させて頂きます。
投稿: tomoko | 2010年9月22日 (水) 15時22分