雄しべに絡め取られて
太陽が顔を出して晴れ上がっているが、乾いた風が吹き心地よい。季節は一気に秋色めいてきた。
彼岸花もここに来て一気に開花し、遅れを取り戻そうとしているかのように緑濃い草むらに赤い斑点で染め上げている。
その彼岸花に来たナミアゲハが彼岸花の長い雄しべに絡め取られたように、埋もれている。
あまりのも多い蜜壷のどれに口吻を入れたらよいのか迷っているのだろうか、羽根をばたばたさせながらときどき花から離れては舞い降りる様子は、美女の誘惑に悩む、ドンファンと言ったところか。
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飛騨では理屈に合わないことを無理押しして通そうとすることを「でぶをふむ」といい、子供が欲しいものがあって道端に寝転んで駄々をこねるときなど「あそこのでっちはまた、でぶをふんどる」などと言う言い方をする。
昨日のニュースを聞いてびっくりした。裏でどんな話し合いがもたれたのか分からないが、尖閣諸島で拿捕した中国漁船の船長を返したそうだ。
中国の脅かしに屈したとマスコミが言う。政府も法にのっとり粛々としてやると言っていたのに、検察の判断だけではあるまいと思う。
せめて、違法操業で罰金刑などをかすことができなかったのか。
この調子では、今後この海域に中国漁船が我が物顔で操業してくて来ることは間違いないし、領有権も中国の言いなりになる可能性がある。
今回の釈放の裏には経済界の圧力があるように思えて仕様がない。レアメタルを止められて、フジタの社員四人が拘束されての挙句とも思える。
これで、フジタの社員が解放されるとしたら、アメリカとロシアの間で交されたスパイ交換もどきになってしまう。
こんなことで、民主党は大丈夫なんだろうか。いつの日にか裏話がもれるまでの楽しみにしよう。と言ってられるのも今のうち、、、、、
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コメント
おばさま
アメリカもそうだけど中国も国力がつくと尊大になり自分の意志を押し通そうとしてしまうのは、人間の常でしょうか。
バブルのときの日本もそうだったようですよ。
いずれにしろ、”中国の常識は世界の非常識”がいつまで続くのでしょうか。
独裁国家だけに思い知るのは難しそうだけど、、、、
彼岸花については、私たちは火事花といって家に持ち込まないように教えられましたが、これほど正反対の評価をされる花も珍しいですね。
投稿: オラケタル | 2010年9月26日 (日) 21時52分
ニュース驚きましたね。
違法操業で罰金刑・・・・
反対に謝罪と賠償を要求してきましたね。
国民性でしょうか。
今後の日中関係が心配だわ。
勿論 民主党もね。
彼岸花は毒があるので、触っては駄目と
教えられていました。子供のころね。
投稿: おばさん | 2010年9月25日 (土) 23時23分