整った風情が、、、
この花、ウスゲチョウジタデという。漢字で書くと薄毛丁字蓼となるが、髪の毛の薄い人の疳に触るかもしれない名前である。
黄色い花びらは、チョウジタデに比べて花びらの幅がありくっついていて、整った華やかさがあるが、その直径は一㌢に満たない小さな花である。
最近、田んぼが減ったことから数が少なくなったそうで絶滅危惧種にされているが、そのむかし、稲とともに日本に来たのではないかと言う説もあり、稲は栄えているのに、しぶといはずの外来雑草が絶滅危惧種というのはなんとも不思議な気がする。
さしづめ、江戸で三代続いて住んだ人を”江戸っ子”と言うそうだが、外来種も年降れば日本在来種になりひ弱になるのだろうか。
花言葉も、「温厚な性格」と書いてあったが、水辺から離れられないこの草は、環境が変われば生き残る努力もせずに消え去るのだろうか。(そんなはずがないとおもうが、、)
そして、この花、名前の最後に蓼がつくのは、葉っぱが蓼に似ているためで、花の色が違うのが不思議と思っていたら、蓼の仲間ではなく、アカバナ属で夕化粧などの仲間だと聞くと「さもありなん」とうなずくのみ、、、、。
| 固定リンク
コメント