台風と秋刀魚がガッチンコ
昨夜から少しづつだが小雨が降っていたようで舗装道路が濡れていた。
天気予報では、福井県に台風が上陸した後、北陸沿いに進むのではないか、と言っていたので本格的になる前にと麻機田んぼの中を近回りに歩いてみた。
この辺りでは、植え付けに時間差があり、早くも刈りだしたとこから、ようやく稲穂が出かけたところまでまちまちなため、パッチワークのように緑から黄色、そして、茶色まで四角い布を張り合わせたパッチワーク模様を描き出している。
なかでも、”実るほど頭をたれる稲穂かな”とばかり垂れ下がった籾の先端に雨粒がつき、その中に小宇宙のように回りの景色を写しこんでいるのが嬉しくて道路わきにしゃがみこんでしばらく見とれた。
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昼近くになって雨も激しくなり、テレビは台風の進路変更を告げ、静岡に向かってまっしぐら状態になった。
ここしばらく、雨の気が無かっただけに「干天の慈雨」となるか、「過ぎたるは 尚 及ばざるが如し」となるかと心配していたら、ユーパックから電話が入り、「午前中配達依頼されていた荷物がやっと届いたところです。午前中は間に合わないので午後一番で配達させてください」ということだった。
毎年、八月末に仙台の親戚が船会社に予約していた秋刀魚でが送られてきていたが、今年は不漁で遅れているとのことだった。それが、ようやく届いたようだ。
早速、大きな発泡スチロールに十匹の秋刀魚がシャーベット状の氷とともに届いたのは雨が一番激しいとき、北東から秋刀魚、北西から台風がガッチンコといった感じ、、、、、、
早速封を開いて刺身作りにとりかかる。
尾びれのほうから、刺身包丁で三枚におろし、胸びれの下に切り口を作って皮を引っ張り剝いで行く、水で洗った後、肋骨をそぎ落として刺身作りは、昨年の感覚を思い出して次第に納得できるものになる。
六本の秋刀魚を一時間ほどかけて下ろし、孫のところ、息子のところと届けた後、今度は自分の分を下ろし、台風一過の夕焼け空を見ながらビールとともに堪能する。
全てこの世はこともなし、、、、。
”こともなし”と思っていたら、自分の上空だけで県東部から関東一帯にかけて大雨が降っていたことを、九日朝に知った。特に御殿場、小山町にかけて普段水も僅かしか流れていない川の氾濫は、この川を見たことがあるだけに、、、、、、絶句
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コメント
おばさま
田んぼのほうが、たいしたことがなくて良かったですね。
畑や田んぼがあると、台風のとき心配になって見回りに行き事故に会うことがありますから、、、
秋刀魚の新しいものは毎年送ってもらっていますが、ありがたいことです。
そして、こんなときは威張って厨房に入り、年に何回かの腕を振るいますが、魚により処理の仕方が違いますので、毎年、最初のは失敗作、今年は小骨の取り除きでした。
そして、今朝は、朝っぱらから残った秋刀魚を海鮮丼です。
投稿: オラケタル | 2010年9月 9日 (木) 21時45分
一雨欲しいと思っていましたが、
台風とは、驚き。御殿場は大変でしたね。
今朝 田圃の見回りに行きましたが、
頭を垂れた稲穂が無残にも倒れ、絨毯のようでした。
幸い 我が家のは無事でした。
秋刀魚・・・高価で庶民のお口には遠い存在。


刺身に出来るなんて、新鮮な証拠
きっと、美味しくお酒も進みますね
投稿: おばさん | 2010年9月 9日 (木) 16時18分