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2010年10月18日 (月)

蓼食う虫も、、というが

003 .

「蓼食う虫も好き好き」なんて言葉があるが、人の好みはそれぞれで一概には言えないという意味になり、その語源となったのが上の写真の柳蓼(ヤナギタデ)である。

黄色く熟れた田んぼの稲穂。その脇の畦に名前の元になった細身にスラーッとした柳を思わせる葉をつけて、ひっそりと咲いている。

蓼の中でも地味な色合いは、一斉に開花することなく、まばらに小さな花が、、それも赤味が少なく玄人好み着物を思わせるようにして枝垂れている。

002 左、犬蓼

別名を本蓼というのは、この蓼だけが全草に苦味を持っており、同じような形をした犬蓼というのがあるが、これは本蓼に比べて「似ているが役に立たない」と言う意味でつけられた名前で、ほかの植物の名前の始めに付く”犬”と同様である。

この草の葉っぱをすりつぶして、酢を混ぜたのを蓼酢といい、鮎の塩焼きにそっとかけて食べるのは古くからある料理法で、鮎独特の苦味とわずかばかりの塩あじが交じり合ってなんともいえぬ味をかもし出している。

蓼そのものを噛んでみると苦いばっかりなのだが、平安時代の記録にも蓼酢があるそうだから、日本だけの魚に日本だけの味付けと来れば「こりゃたまらんわい」というしかない。

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