ツルボの優しい色合い
暑さも一段落したとはいえ、昨日の雨のせいか蒸し加減は今日も強い。
こんな日は山の上が良かろうと麻機の農道沿いの道を久しぶりに登る。彼岸花の咲く斜面をみぎひだりに折り返し登れば、草むらに埋もれたようにしてツルボが薄紫の花を咲かせているのが見える。
尾根まで上がって、しばらく行くと少し前に駆り払った場所で手ごろなツルボが見られた。
この花は、彼岸花とよく似ているところがあって、球根に毒があることもさりながら、この時期になると花茎だけがするすると言った感じで立ち上がり、土筆のように伸びきったところで下のほうから花を咲かせ始める。
花は、淡い紫の六弁花が密集していて、何処となく優しい色合いをしているように感じる。
丸い筒状に立ち上がっていく。ツルボとは漢字で書くと”蔓穂”となるが、ユリ科の花であるため、蔓を這わせることはない。どうして、こんな名前になったのだろうか。
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