イシミカワの黒い実が
イシミカワの実が青から紫、そして黒へと熟れて目立ってきた。
イシミカワ。漢字で書くと石見皮のほかいくつかあるが、どれも、納得のいく字がなくて、コンピューター向けのカタカナ名同様、漢字でもわからないと言う不思議な名前である。
黒い団子を積み上げたような実は、その下に託葉といって一枚の丸い葉が皿の様について、色は違うが月見団子を思わせる格好をしている。
つる性のため傍の草木に絡んでいて、草丈は1mくらいにまで伸び上がるが、巻きつくようなことがないため、茎には無数の逆さ棘がついている。
その有様は、継子の尻拭いのようであるが、結構固くて子供の手には負えないほどの固さを持っている。
この草は、葉の色に良く似たうす緑の花を咲かせるため、開花時には目立たないが熟れて目立つのは、小鳥に食べてもらって遠いとこに運んでもらいたい一心なのであろう。
| 固定リンク
コメント