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2010年10月10日 (日)

雨にも負けずと

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この三日間、月下美人が咲き続けた。

もちろん一夜花だから一つの花が咲き続けたのではなく、入れ替わりに咲いたのだが、昨夜のが一番可愛そうだった。

八日が一番数多く咲き十二輪、次が八輪、そして、昨夜のは朝から降り続けた雨に打たれながらも下を向くことなく敢然とした様子で咲いていた。

この花の面白いところは、日本全国同じ日に咲き出すようで、八日にはあちこちに挿し木をして分けた家から、携帯のメールで「今日咲きます」と連絡が入り、近所の別系統の月下美人も咲いていた。

なんでも、日本に入ってきた木が、あちこちに分家したそうで、もともとは一本の木から分かれたコピー植物で遺伝子は同じだとのことである。

それにしても、行った先の気候や管理状況が違うのに、同じ日に咲き出すというのは変な木である。

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八時過ぎになって雨も上がり、まもなく、「大雨注意報も解除になった」と放送があったので島田の帯祭りを見んものとて出かけてみた。

ところどころで、霧雨にあいながらも無料駐車場からシャトルバスに乗って会場につくころには青空さえ出てくる空模様になり、用心のため以って言った折りたたみ傘が邪魔な存在になった。

「ええい ままよ」とばかり、傘を腰の後ろに大奴よろしくさして歩く。

ここの祭りは、三年に一度行われるので、前回は来ていない筈だから今回は六年ぶりかな?。

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早く着きすぎたので、鹿島踊りの山車を見た後、大名行列の出発点までゆっくりと歩いて向かった。

お昼少し前に、出発の行列は道路脇の最前列に腰を下ろしてすわったが、この場所は近すぎて、写真を写すには不便なところ、、、、

大きな刀に帯を下げて手踊りをしながら無言で通り過ぎる”大奴”がこの祭りの花形か、おおきな掛け声をかけながら毛槍を受け渡す奴が主役か静と動の対比はいつ見ても面白いし、小さな子供の神輿。そして、長唄にあわせて踊る幼い子の踊りにも惹かれ、あちこちさ迷い歩きながら祭り見物に暮れた。

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コメント

おばさま
今日テレビでやっていたのは、傘を持っていませんでしたね。
三年に一度ですから、次はぜひ見ておいたほうが面白いと思います。
郷土芸能の少ない静岡では珍しい祭りですよ。
月下美人は、私も挿し木をして配っていますが、何処も翌年には咲いていますので、原因が分かりません。
来年に期待してですね。「咲かぬとはさみでちょん切るぞ」と脅かしてみましょうか。

投稿: オラケタル | 2010年10月11日 (月) 22時21分

TOMOKOさま
仏の顔も三度、、、と言いますが、三日連続して咲きますと、誰も見なくなってしまいます。
せめて自分だけでもと外に出て写したものの、長居は出来ませんでした。
それにしても、ほかの木なら環境場所で花の咲く時期が違ってもいいのに、、何が原因なのでしょうか。

投稿: オラケタル | 2010年10月11日 (月) 22時14分

こんばんは。
月下美人以前教えて頂いたように
管理したつもりですが、蕾もっていません。
来年に期待して。
帯祭り・・・一度見たいと思っていますが
なかなかチャンスが無く残念。
UPで楽しませて頂きました。
ニュースで同じものが放映されていました。
珍しい祭りですね。

投稿: おばさん | 2010年10月11日 (月) 21時27分

月下美人、やはりそうでした。。。今朝のウォーキングで住宅街を歩いているときに他所のお庭の鉢で咲いていました。
つぼみもまだ沢山あって。これが見られただけでも運が良かったと、思ったのですが、こちらは又雨に濡れながらも健気に咲いていますね。同じコピープランツとでも言えるのでしょうか?面白いです。
帯祭り、変わったお祭りですね!

投稿: tomoko | 2010年10月11日 (月) 10時13分

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