朝日を受けて乱舞する
日の出前の風は強く冷たい。気温は七度と言うが強い風のため体感温度は氷点下のように厳しく感じられ手袋も脱ぎにくい。
この時期になると日の出の太陽も南下し、麻機沼の向こうから昇るようになる。
その日の出を久しぶりに見ようと出かけてみたが、山から吹き降ろす風は背中を圧し、鏡のような水面を期待して行ったのにチリメン皺が立っている。
ヒドリガモと鷺を中心とした水鳥が、チリメン皺の水面で風を避けるかのようにしてかたまっている。
日の出時は六時十七分と言うが、山影から登る朝日は三分ほど遅れて顔を出す。と、何を思ったのか一斉に鴨の群れが飛び立ち、何度となく大きな輪を描いて旋回する。
別に驚かす物音もしないし、犬などの動物が見えないので、昇り来る朝日を受け、「夜の寒さもこれまで」と、歓迎の乱舞をしてかのように見えなくもないのだが、、、、。
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ヒキオコシの花が咲き出して秋も一段と深まった。とはいえ、暦の上では立冬もすんだのだが、暖国静岡ではまだ紅葉も始まっていないので、、、、、、、
一体に、秋の草花は紫系が多いように思う、セキヤノアキノ丁子、ツリガネニンジンなどに混じってヒキオコシは草むらの隠れるようにして咲くため地味ではある。
しかし、名前の由来は、道端に倒れていた行者にこの草の汁を飲ませたところたちどころに回復して歩きだしたところから、病人を引き起こすという意味で付けられたという。
幸いにして、まだヒキオコシを口にしたことがないが、かなり苦いようで「良薬は口に苦し」の言葉通りの薬らしい。
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コメント
こんばんわ
またまた同じような写真でも・・・
違いますね♪
感謝いたします。
投稿: ピカッとサリー | 2010年11月13日 (土) 01時17分
ピカッとサリー様
ヒキオコシは秋の花。しそ科の植物に共通する唇形の花びらが群れています。
今年の紅葉、何処もあまりよくないようですね。先日も富士山の紅葉をと思って富士スカイラインによりましたがテレビで言うほどのことがありません。
写真をもう一枚追加しましょう。
投稿: オラケタル | 2010年11月12日 (金) 21時50分
おばさま
夏と違って夜明けは遅くなりましたが、風が吹くと寒いですよ。
しかし、おば様の言うとおり朝日はやはり活力が付きますね。
元日のご来光が人を引き寄せるのも無理はないと思います。
投稿: オラケタル | 2010年11月12日 (金) 21時44分
こんばんわ
綺麗な日の出です。
この数日は風が酷く!!
乾燥も酷いようで口がよく乾きます。
ヒキオコシの花初めて見せていただきました。
今年の紅葉はどうもよくないですネ!!
朝のこんな鳥の集団は見たことないですが・・・
この頃スズメを見ることが少なくなったような気がします。
カラスは毎日騒いでいます。我が玄関で・・・(爆)
投稿: ピカッとサリー | 2010年11月11日 (木) 23時13分
夕日は良く見ますが、最近は日の出に
お目にかかることは、滅多にありません。
現役の時は、昇る朝日を見ては
「嗚呼 生きている・躍動感を感じる」
そんなこと考えながら、車を飛ばしていました。
いつの間にか 夜型人間に。
不健康だ。気をつけなくちゃ。
投稿: おばさん | 2010年11月11日 (木) 23時02分