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2010年11月24日 (水)

黄色く熟れた蜜柑越し

006 .

久しぶりと言った感じで麻機の山の農道を登る。

005 富士山は、一昨日の雨が雪だったらしく一面真っ白になって聳えているのを、黄色く染まった蜜柑越しに眺める。

手前の山が黒く裾を隠しているさまは、白粉を塗りすぎた役者と言った感じがしないでもないが、、、、

穏やかに陽の当たる山道、街中の騒音も聞こえず、、、

この富士山を当初は自然世界遺産に登録しようとしたが、山肌の塵や裾野の開発、景観から駄目になったと知ると、今度は文化遺産に切り替えて、なりふり構わず、、、って訳で推進しているが、今どき富士山を信仰の対象として登る人がどれだけいるのか、、、、裏では何かを目論んでいる人がいるのでは、、、と、そんな風に見えてしまう。

富士山はどこからみても富士山。そんな人間の思惑には関係なしに見ていたい

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012 .

櫨の木が青空を背景に真っ赤に染まっていく。

その、対比はあまりにも原色同士の組み合わせであり、少々くどい気がしないでもないが、、、、、、、鮮やかとはこんなことを言うのかもしれない。

櫨の木の赤は、古来”櫨紅葉”といい歌の世界では秋の季語としてよく取り上げられてきたが、ほかの木に先駆けて赤くなることから、周りがまだ緑なので、その対比して目だったためかもしれない。

漆の木の仲間であるため人によってはかぶれることもある木だが、中国から渡って来たこの木は、蝋燭の原料になるとして、江戸時代各地に植えられ広まって言ったと考えられる。

013 一方、種から蝋をとり秋の紅葉が美しいという共通項から南京櫨(ナンキンハゼ)と呼ばれている木がある。

この木も赤くなり、実がはじけて白い中身が表れてきたが、葉のつき方、形も全然違うのは種が違う。

先日も、繁殖力の強い外来種だとして、麻機沼の中で切り倒すセレモニーをしたと新聞に載っていたが、、、、結局はこの会場近くにあった二本が切られただけだったのは、、、、、、、

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コメント

おばさま
櫨も漆の仲間ですからかぶれる人もいるようですよ。
ただ、細かい毛が無いためか、透きとおったような鮮やかな赤になりますね。
富士山については、その通り霊峰として眺めるだけでよいと思います。
ピカッとサリーさんの項でも書きましたが、指定されることで儲けようと言う下心が感じられ、富士五湖周辺の人の危惧をないがしろにしようとするところに違和感を感じています。

投稿: オラケタル | 2010年11月25日 (木) 22時15分

ピカッとサリーさん
いまの季節、蜜柑も光り輝いていいですね。
静岡側の登山口にはいくつかの浅間神社もあって昔は栄えていたようですが、いまこの神社に詣でる人や白装束で登る人がどれだけいるでしょう。
私は木曽の御嶽山のほか見たことがありません。
そのため、文化遺産などとこだわらず日本のシンボルとしてこくりつこうえんのまま、眺めるだけでよいのではないかと思いますが、世界遺産にすれば観光客が、、、と言う発想に違和感を持ちます。

投稿: オラケタル | 2010年11月25日 (木) 22時07分

あら ごめんなさいね。
信州からお帰りだったんですね
さかのぼって、後ほど拝見させて頂きますね。

櫨・・私は漆かと思いました。
ほんとに真っ赤で、綺麗ですね。
我が家の裏に霊峰富士はそびえています。
人間様の心を知ってか否か
今日も富士はその雄姿をたたえています。

投稿: おばさん | 2010年11月25日 (木) 20時24分

こんばんわ

蜜柑が富士に良く似合いますね♪
月見草ではないですが~
本当に月見草が富士に似合うかどうかは良く分かりませんが・・・

櫨の木。。綺麗です♪
陽に輝いてるんでしょうね。。確かに鮮やかという言葉があっていますよ~^^

富士山は村山浅間神社、山宮浅間神社等にはいまだに信仰の地としての後が見受けられますが・・・

山宮浅間神社は行ったことがありません!!
時期を見て行ってみたいと思います♪(期待)

投稿: ピカッとサリー | 2010年11月25日 (木) 00時29分

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