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2010年11月15日 (月)

二番穂に雀

021 .

雀の群れが真っ黒になって電線につかまっている。

近年雀の数も減ったとは聞いているが、ここに終結したのではないかと思えるほどびっしりと、、、

014 目的は、田んぼの二番穂、ここしばらく暖かい日が続いてきたためか、二番穂とはいえ米が実っている様子で、ときおり、二~三十羽群れが交代で降りてきて、稲穂の先で踊っていたかと思うと着地するらしく見えなくなり、少しして一斉に飛び上がる。

なにしろ、電線の上には下に降りた雀の群れの何倍もする目が光っているので近寄ることが出来ない。

雀とカラスとドブ鼠は古来人間に寄り添って生きてきた。山で迷子になったとき、このうちのどれかを見たら人里に近いと聞いた事がある。

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六時五分ほど前になって民放が一斉にコマーシャルを入れだしたために、NHKにチャンネルを変えると白鵬と稀勢の里の取り組みが始まるところだった。

いくら、最後の取り組みにしても遅いなと思っていたら、突き押しの末四つ相撲になり、白鵬が土俵の外に投げ出されて、連勝も63で終わった。

今場所でむかし双葉山が作った69連勝を抜き去るのかと思ったが、やはり、勝ち続けるというのは難しいことなのだなと感じる。

ただ、土俵の外に転がり落ちた後、砂被りで起き上がったときの顔が印象的だった。

悔しがって、、、というところがちっとも感じられずに、少し笑っているような顔つきの中に、「やっと済んだ」というような清々とした表情に見えたのは自分だけだったろうか。

連勝を続けるうちに、周囲の注目が重荷になっていたのだろうか。

双葉山が、69連勝で終わった後に「我 まだ木鶏足りえず」と言ったそうだが、白鳳はどういったのだろうか。

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