まるで巨石庭園
十日前に降った雪がまだ解けないで残っている。
今日見た富士山は、直線にして60kmほど離れた魚籠石(びくいし)からだが、ひとっころに比べて霞んではいるものの山頂の白さに変化が見られない。
この十日間、静岡市内では雨どころか湿った空気さえ入っていないし、連日富士山が見えていたのだから、ほぼ同じような気性だったに違いない。それなのに山頂部の雪はその量を減らしていないのは、かなりの冷気が解けるのを妨げているに違いないだろう。
魚籠石は、藤枝瀬戸川の上流と朝比奈川の間にあって標高500mほどの小さな山だが、山頂に名前の由来となった魚籠のような格好の岩や傘岩、宮石などと名付けられた巨岩が山頂付近に突き出しており、さながら巨石庭園を思わせる雰囲気のある山である。
麓のびく石牧場入り口からは、ゆっくりと登って約四十分、山頂付近を藤枝市民の森として整備されている。
此方から上って、反対側に降れば”玉露の里”付近に降るのだが、自動車を瀬戸川のほうに置いた以上、ピストン式にもどるしかない。
花もほとんど無く、シラネセンキュウとセキヤノアキノチョウジ、それと白嫁菜らしきキク科の花を見ただけ、、、
それでも、山頂で玉露の里を見下ろしながら食べる、シャケと梅のコンビニおにぎりは格別な味がする。
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昨日から今日にかけて尖閣島付近で起きた中国漁船と海上保安庁の衝突事件の流失映像を繰り返し見せられた。
同じ場面ばかりで少々食傷気味であるが、このごろ、こういう報道が多すぎる。危機管理の欠場と騒ぎ、その犯人探しに躍起となっているが、一番ホッとしているのはほかならぬ政府ではないかと思っている。
これまで、いろいろな理屈をつけて公開できない状況に自ら作ってきて、いまさら公開できない状態になっていたのを、誰か知らない輩がやったということで済ませられるからである。
一体に、何でもかんでも隠そうとするところに問題があるのであって、民主国家という場合。出来るだけ公開するのが原則だし、ひたすら相手のご機嫌を採ることだけが世界の常識から見ておかしいのである、
中国やアメリカの言うことに正当な反論をせずにいるということは、相手の正当性を認めることである。
そして、危機管理という場合。アメリカも同様でイラク戦争の資料40万点がウイキリータスという組織によって、インターネットに公開され、NHKのニュースナビゲーションで放送されていた。
その中には、アメリカ兵によって民間人やカメラマンが銃撃され殺されている映像まであるが、アメリカはこの資料によってアメリカ兵や協力者が危険にさらされるといっていた。
しかし、戦争に関係が無い人や負傷者を救出する救急隊の人まで銃撃したのはどう説明するのだろうか。
つまり、インターネットというものが一般化した世の中で、従来の汚いものに蓋をする。といった理論が通らなくなってきていることを、政治家が認識しなくてはいけないのである。
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コメント
ピカッとサリーさん
山頂にこの巨石群、遠いむかし、多分山頂の土が流されて地表に現れたものでしょうが、人工だったら古代の墓になるかもしれません。その可能性はほとんどありませんが、、、、、
中国漁船の衝突事故は、みんなでもっと腹黒く考えたほうがよさそうです。
私は、このあと、どのようにして相手の船を止め船長以下乗組員を逮捕してのかも見たくて仕様がありません。
投稿: オラケタル | 2010年11月 7日 (日) 22時12分
こんばんわ
巨石庭園見事です♪
シラネセンキュウこの花知ってるんですが・・・
地方色でしょうね名前が出てこないんですが!←調べずに
綺麗ですよねぇ~^^
私はもっと腹黒く考えました。
上で黙認した政府の方がいるのかって(笑)
投稿: ピカッとサリー | 2010年11月 7日 (日) 19時20分