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朝から強い季節風が吹き落ち葉を舞い上げて飛ばしている。
初冬の寒気が入って、日本海側は雪に見舞われていることだろうが、この雪とともに湿気も落とした風は冷たくいかにも冬らしく、感じようによっては清々しくて、散歩も足取りを軽くする。
柿は日本特産の果物、と聞いたことがあるが、晩秋の干し柿は日本人だけの原風景と言ったところかもしれない。
軒下に簾のようにぶら下がっている柿は、冬の光を反射して、幾分透き通って飴色になるのも間近であろう。
自分の子供頃は主に竹串に七個くらい刺した物を何段かにまとめて干したもので、干しあがると換金作物として売ってしまうため滅多に口に入るものではなかった。
ただ、正月のお飾りに使った残りを分けてもらうのが嬉しくて、正月開けに竹の周りが少し酸っぱくなったのを貴重品のようにして、、、、、美味かった。
最近では、干し柿つくりも面倒なようで、ほったらかしの木をよく目にするが、日本文化の消滅と言うより、もったいないと言う気持ちが先にたつのは、子供の頃 指をくわえていた幻かもしれない。
ちなみに、干し柿には干し方によって、串柿、吊るし柿(写真上) ころ柿、あんぽ柿、巻柿などがあり、柿の種類で市田柿(長野)、蜂屋柿(岐阜)、甲州百目柿(山梨)などむかしから保存食料として珍重されてきた。
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名古屋市の議会解散請求はリコール票が既定に達したようで、住民投票が行われる見通しになった。
また、これに先んじて、鹿児島県の阿久根市では住民投票の結果、市長を解職し選挙が行われることになった。
これらは、いずれも市長と市議会との対立が発端になっているのだが、先決処理を繰り返し議会を無視した阿久根市の場合、再再度の選挙になり経費を考えるとかなりの無駄遣いになる。
投票した市民も、前回支持した人を引き降ろすことになるのだが、この辺の矛盾はどう感じているのだろうか。
名古屋、阿久根とも市議会議員が、財政の逼迫をわがことと考えず、改善に、改革に、鈍感だったことが原因と思う。
長い間議員を続けているうちに、市民の生活環境を把握することが出来なくなり、国会同様世間の常識からはずれしまった。
静岡市議会選挙などを傍から見ていても、「あの人は政治力があるから、、、」といって多選議員や二世議員を作り出しているが、それが市民感覚から連れさせる原因であろう。
ともあれ、上の二市はまだ良いほうだと思うのは、オール与党の市議会は何をしているのか、任期中に一回も発言しない議員や居眠り議員、空視察の議員の巣窟になっている、とを知るべきであろう
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