奥歯に別れを
これだけ寒さが続くと野生の花はかなり数を減らしてきて、散歩の途中に見かけることが少なくなってくる。
そんな中で独り舞台みたいに花を咲かせているのが、ホトケノザの紫色。その陰でタネツケソウを見かけたので写真にして見た。
タネツケソウ、籾をふやかすため水につけるころに咲き出すと言うので種漬草とつけられた名前だと聞いたことがあるが、農業のやり方もむかしとかなり変わってきた現在、タネツケソウも変わってきたのか、こんなに寒いうちから花を咲かせるようになってきたのだろうか。
差し渡し、3mmほどの小さな花をかためて咲かせることでようやくその存在が分かる程度の小さな花だが、よく見ると四枚の花びらを十字形に開いているさまはアブラナ科の花の特徴をすべて備えている。
この目立たない花にこんな名前がつけられたのも、田んぼに畦などを生息場所にしているためだろう。
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今日は、歯医者に行き奥歯を一本引っこ抜いてきた。
かなり前から、ぐらついてはいた。根元が歯茎から浮き上がり、そこの炎症がなかなか治らない、どころか、ほかの歯茎に悪い影響を与えているのでと言う説得に応じて、、、
ほとんどが歯茎から離れていたので、あっけないと思うほど簡単に抜かれてしまった。
その歯を見て「長い間よく持ってくれたものだ」とつぶやいたところ、医者のほうでは駄目になったので抜いたほうがよいと説得を始めてからの時間と取ったような相槌を打つ。
こちらとしては、永久歯になってから六十年くらいの付き合いがある歯の積りで抜かれた歯に手を合わせたいような気分だった。
サメの歯は駄目になると次々と生え変わると言うが、人間はどうしてこういう機能を失ってしまったのだろう。
今の心境は、#あの人は行っていってしまった もう帰らない、、、と言ったところ
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