優しさを感じて
紅雪柳の花。名前の通り真っ赤なつぼみが開くにしたがって薄紅色をした可憐な花に変わっていく。
花の大きさは、雪柳に比べて少し大振りで6~8mmくらいにはなろうか。
花言葉に、愛嬌、愛らしさ、静かな愛など愛を語る言葉が多い。
傍に咲く真っ赤な花桃が毒々しく感じられてしまうほど優しい花であった。
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いつものように麻機沼、第4工区を一周する。途中、一組の老夫婦を追いつく、多分、二人とも70代後半から80代の年頃と見受けられる。
どちらも小柄な夫婦が手をしっかりとつなぎあっているが、どうも、奥さんのほうが認知症らしくみえる足取りである。
多分家の中でこもりきりになっては身体によくないと連れ出したように見えるが、声をかけるにはためらわれる雰囲気で、こちらが様子を見て勝手に想像している。
奥さんのほうは頼りきっているらしく、途中靴の調整をしてもらっている間も、どこか相手の身体に力をこめてしっかりと掴まっているようすから見受けられ、、、。
男性がもし80代としたら、戦争中に青春期を迎え、ひょっとしたら戦争にも行っていた年齢で、亭主関白が多い年頃である。
そんな世代が、、、教会の結婚式の決まり文句に「逆境のときも 病めるときも 夫として愛と忠実を尽くすことを誓いますか」というのがあるが、キリスト教徒でなくても、、、、。
そして、近い将来の自分を見る思いもする、、、、どちらが介護に回るか分からないがあんな風に黙々と世話が出来るのだろうか。と、、、、、
静かに追い越して先に進む。
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