チョットコイ チョットコイ
足元からバタバタバタッと飛び立った丸っこい鳥がすぐ下の藪の中に不恰好な姿で落ちていった。
飛騨言葉で言う”どぼしこむ”が当てはまるような落ち方である。
その少し前にけたたましい声で「チョットコイ チョットコイ」と鳴いていたコジュケイに違いない。
一寸来い、と呼ばっていたわりに、来れば逃げるというのは本音と建前が違うということなのだろうか、、、、
今日はひさしぶりに舟川のほうから満観峰に登ってみた。途中猪の仕業らしく土が掘り返されて、筍の皮が散らかっているところがあちこちに見受けられる。
その数から見て、かなりの数の猪がいるようだ。一番高値で熟れるこの時期に先を越された農家の人も悔しいこととおもう。
今日は気温も高く、30分と少しで登れるこの山は久しぶりの足慣らしには丁度良い。頂上までひと気もなく勝手な知った道を踏みながら鶯の声に混じってコジュケイの応援でのんびりと山行きを楽しむ。
ここしばらく、連れ合いの肝炎治療で出かけられなかったが、今日は調子が良いというので家に残して今年初めての山の空気は美味しい。
山桜も、朝日を浴びてきらきらと輝き、春が山を登りだしたことを教えてくれる。
帰り着いていつものワラビ採りをする場所に行って見たが、生えていない。
誰も先に採った様子も無いところ見ると、今年は遅いようだ。
それでも、その周りを歩き回り、ようやく集めたのが一握りに少しあまる程度。
初物は、寿命が延びるそうで、少し苦味の残したおひたしで、、、、、、
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