これも ど根性
ひとっころ道路際のアスファルトの割れ目などから植物が芽を出し花を咲かせると”ど根性○○”だ、なんて新聞に載ったものだが、このスミレもそのうちの一つ。
ただアスファルトの割れ目から芽を出し花を咲かせているのではなく、根付いた位置が通学路の歩道側に咲いていたからである。
毎日、小学校の子供が通る道ならば、何度も踏まれているはずであり、そのためか花の位置がぐっと低く、花も5mm前後と小さい。
植物は足が無いので、種が落ちたところで芽を出すしかない。場所が嫌いでも花を咲かせ次世代をうけつぐ実を作るしかない。
いまの人のように、やりたい仕事が見つかるまでなんて悠長なことを言わず、与えられた場所で精一杯の努力をし、失敗すれば当然、、、、
スミレの花言葉の一つに、「小さな幸せ」と言うのがるが、何時踏みにじられて実の結実を見なくなるかもしれない、こんな場所でも小さな幸せが来ることを信じて花を咲かせるのを見ていると、生活環境に愚痴をこぼさなかった先人を見る思いがする。
| 固定リンク
コメント