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2011年4月 5日 (火)

駿河 西の枝垂桜

あまりに良い天気だったので、県中部の枝垂桜の花見に向かった。

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一本目は島田市大草 慶寿寺のしだれざくら。

国一バイパス野田インターで降りて北に二kmほど行ったところ、山際の森に囲まれるようにして門前の桜が美しい寺があった。

桜は、薄いピンクで若葉が開いているところを見ると染井吉野ではなく開山木とあるところから相当古い桜のようだが、開山は1345年と言うからそんなに古くは見えない。

001 石造りの仁王像と言う珍しい石造を見ながら石段を登れば、慶寿寺に至り、さらにその寺を回りこむようにして裏に上れば、本堂に覆いかぶさると言うほど大きくは無いが他の桜に混じって一本の枝垂れ老木に行き会う。

この木は、静岡県指定の文化財という重みからか桜目当ての観光客も多いらしく、足元の草原は人の足跡で踏みにじられ、土がむき出しになっている。

新聞テレビで桜が咲いたと書かれ、昨日一昨日は人出が大変だったことをうかがわせた。

この枝垂桜、立て札によれば開山当時から植えられていたもので、初代の桜は今川二代の範氏が藤枝の花倉に本拠地を移す際、この寺に父親の遺徳を偲んで植えたことから孝養桜といわれているとのこと。

そして、この桜は、その木が枯れた際、枝を移植した二代目と言われ、樹齢は350年にもなると言うことである。

幹の根元に近い部分はまるで岩を思わせるほど固そうな風合いをしているがよる年波と見受けられる。淡いピンクの小さな花が青空を透かして見えるが、木の大きさは想像していたよりもかなり小さく感じられた。

どうも、身延山の境内の桜と比較してしまうのが邪魔をしているようだ。

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大草から、最近出来た島田伊太の日帰り温泉をぬけ、むかし駿河の国と遠江の国を分けた大井川を北上して支流の笹間川沿いに川を遡る。

笹間上から道は仕事中にも来たことがなく初めての道だったので、途中心配になって行き会ったお婆さんに確かめたくらい山奥であった。

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目的の寿永の桜は意外とこじんまりとしていた。

樹高7,5m、目通り2mという。説明では寿永二年富士川の合戦で破れた平清久が落ち延びてきて、この地に久円寺を作ったときに植えられたとあるからおよそ八百年。岐阜の薄墨桜と同じ江戸彼岸桜と言うから長寿の桜ではあるが、あまりにも小さい。

おまけに、木が低いのを馬鹿にしているかのように、その上を電線が無数に張り渡してあったのが、第一印象としてよくなかった。

自分らを含めて四人しか観光客がいないのは、島田市の天然記念物にしては寂しい。ただ救いは近在の人たちが、この木を誇りにしているらしく途中で道を聞いたおばあさんもそうであったが、境内で色々と説明をし、お茶の接待をしてくれた人々からも察しられた。

そこで、初めてここに来たことを話したら、このまま上流に向かえば362号に行き当たると言うので細い道をたどり、蛇塚から静岡に戻る。

総走行距離120kmあまり、、、、午後早々に帰宅する。

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コメント

慶さん
花びらが小さくて、いろ淡い枝垂桜、優しい感じがまた良いですね。
薄墨桜は、すぐ傍に姉が住んでいながら花の時期に言ったことが有りません。(渋滞が嫌で、、、)
それにしても、今年は開花宣言が早かった割に遅いと言うか咲き方が変ですね。
一本の木でも枝によって開花時期がばらばら見たいな気がしませんか。
冬の寒さが応えたのか、それともなんでもかんでも自粛と言う風潮が花にも、、、、でしょうか?。

投稿: オラケタル | 2011年4月 7日 (木) 08時12分

どちらも綺麗なしだれ桜ですね。しだれ桜に魅かれるのは日本人独特の感性かしら。特に寿永の桜は6地蔵さんを守るようにしていて、いい感じです。
実は今週末に薄墨桜を見に行きますが、花は今年はだいぶ遅いようで、まだ開花していなくて、一輪…。みたいな状態のようです。去年は6日に満開だったようですがね。愛宕霊園のところもきよみず公園もまだまだこれからって感じですね。ゆっくり楽しめていいですけどね。
チューリップの花を見ると慶も親指姫の話を思い出します。花が開くと中にいそうですよね。話しかけたくなりますね。

投稿: | 2011年4月 6日 (水) 22時25分

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