目を逃れて
散歩道の道端に野蒜(ノビル)の花が咲き出した。
細い茎の先端をほかの草より高くして、その存在を主張しているように見えるのは、先日来、我々暇人の野蒜掘りの目を逃れ、これ見よがしの誇りがあるような気がしてならない。
金平糖を思わせるむかごを付け、その中から六弁の花びらを持つ小さな花を幾つも爆発でもしたかのように飛び出させて開いている。
花はよく見ると、その先端を青く染め可憐といった感じがする花である。
野蒜とは野にある蒜、つまりネギだということだが、葱坊主の花の形と随分と違うところをみると、遠い親戚といったところなのだろう。
5月27日、折からの雨に打たれて、大きな水滴をつけたノビル、なんとなく愛らしく感じられて、、、
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5月22日に終わった大相撲審査場所の成績をもとに新番付が作られるそうだが、昨日の新聞によると、給金のもらえる関取に13人(?)という大量の力士が出世するそうだ。
これは、八百長問題にからんで退職させられた力士の補充ということでこうなったのだが、いつもの場所だと負け越した幕内力士が昇進することなどありえないのに二人が昇進し、十両下位で負け越した関取が陥落せずに残ったと書いてあった。
この辺のところは、よく知らないのだが、関取の定員というものが決っているのだろうか。本来なら資格が無いのに昇進させるというのは、ますます、相撲人気が翳っていくのが分からないのだろうか。
こんなことをしているから、何時までたっても身内だけの特殊社会といわれる。こんな団体を”国技”をするという公益法人にしては、子供たちをはじめ国民に害あって益無しといわざるを得ない。
「本場所ではない、技量審査場所なのだから」というが、負け越しては技量が無かったことにならないか。「運も技量のうち」なんて国民の目を逃れるようなことを言っていては、、、
現に維持員席をうめる相撲愛好家が減って升席が隙間だらけになってきていること確かだし、、、、
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