虫たちには評判がよい花
麻機まわりに荒地花笠(アレチハナガサ)沢山咲き出した。昨年から今年春にかけて工事していた場所に繁茂しているさまは、まさに、名前の上に”荒地”が付くだけのことはある。
南アメリカが原産ということだが、高さ1m前後になる草の先端に2mmほどの小さな花の集団を乗っけている。葉の少ない茎の上にぱらぱらと咲くさまはあまり見栄えがしないので、園芸種として輸入されたものとは思えない。
しかし、この花は虫たちには評判が良いようで、蜜蜂や蝶が傍のハルジオンなどには見向きもせずたかっている。
虫たちにも占有範囲みたいなものがあって、一つの花に群がることも無いのだが、花によっては蝶のなる草みたいな感じがすることがある。
よく似た花に柳花笠というのがあるが、こちらは荒地花笠に比べて繁殖力が弱いようでまだ園芸種として庭先にとどまっているのが多い。
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またこの歳になってミリシーベルトなんていう余計な言葉を覚えさせられた。
多分原発事故が無ければ知らないで過ごした単位であろう。
ところで、シーベルトとは何ぞやということになってネットで検索してみたら、スウェデンの科学者ロルフ、マキシミリアン、シーベルトの名を取ってつけた国際単位だとあった。
そのついでに、同様の単位ははと見てみるとベクレルはフランスのアンリベクレルであるし、古いのではフランスのノーベル賞受賞者のキュリー夫妻からとったキュリーやレントゲンを始め、そのほかにもパスカルだのヘルツ、オーム、ボルトなど数えかけたら数限りなくある。
ところで、日本人の名を冠した単位が見当たらないのは、それほど偉大な発見や科学の功績を残した人がいなかったのか。それとも、学界が西欧中心だったためかなのだろうか。
しかし、ホッとする面もある。もし、日本人の名を冠した単位が出来たとなると、300田中とか、200マイクロ鈴木なんてものが出来かねず、田中さんや鈴木さんという名の姓を持つ人はどんな気がするのだろうか、同級生にそんな名前がいたら言いにくい面もあるし、からかいの対象になるような気がする。
フランスやスウェデンではどうなんだろう。
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