屁の河童
「暑い 暑い」を連発しても始まらないが、この蒸し暑さだけは何とかして欲しい。
他所の国でもこの暑さを経験したことがあるが、同じ暑さでもオーストラリアなどは海岸でも湿気が少なく、暑さよりイタイ!っていう感じがしたものだが、これはこれで問題がありそうだ、、、、
とにかく今夜も寝苦しい夜がつづくだろう。
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午後になって、茗荷の葉陰から何か音が聞こえるのでのぞきこんでみたら雨蛙が、大きな葉を日よけにして何かつぶやいているように啼いている。
顎の下を膨らませて、人間には聞こえない音波でメスでも呼んでいるのか、それとも、自分同様急な暑さに体力が追いつかないので雨乞いの呪文でも唱えているのだろうか。
面白半分に、井戸水をシャワーにして降らせて見ると、たちまち身体を細くしたものの”屁の河童”状態で気持ち良さそうにその場を動かない。
メタボの自分から見ればこの変化はうらやましい、しかし、当の蛙は「俺の雨乞いの呪文が天に通じた!」とでも言っているかのように、大威張り。
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菅首相が野党はもとより身内の与党執行部の辞めろ攻勢にめげず、一向にやめる気配を見せることが無く、逆に内閣改造も視野に入れて追加予算はもちろん政権の延命策を図っている。
それだけ、日本では首相の権限が強いということである。
古くは細川政権が、そして、安倍、福田、鳩山とお坊ちゃん首相がいきなり政権を投げ出したのに比べると、その粘り越しの強さは目を見張るものがある。
見様によっては、権力に酔いしれ、しがみ付く醜態かもしれないが、周りの「辞めろコール」にも「屁の河童」で居られるのは世の中の風潮を見ているためかもしれない。
いまここで、首相を変えて震災復興が、東電原発事故が急に回復するのならそれも良い。しかし、変えてみても飛躍的に改善できるだけの力量がある人が何処にいる?と国民は見ていて、あれほど喚きたてている自民党や公明党にも強気を崩さないで居られるのかも知れない。
誰のための政治家か、、、この人たちに「首相交代」というシャワーを浴びせてみれば、みんな自分の手柄にして吹聴して回るだけ、”後は野となれ山となれ”では無いが、すぐ次の首相の首の挿げ替えに奔走する輩ばかりに見えて仕様が無い。
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