« ガマズミの白い花 | トップページ | この田は豊年? »

2011年6月19日 (日)

たら~りたらりと

018hiki .

さぁてお立会い、御用とお急ぎで無い方は見てごろう聞いてごろうじ

手前ここに取り出だしたるは陣中膏は”がまの油”でござる。

、、、、、、、、

この蝦蟇を四面張ったる鏡の中に入れ申すと、小心者の蝦蟇は己の姿の醜さにタラ~リたらりと脂汗を流す、その汗を柳の枝で集め三七 二十一日間ゆっくり煮詰めてできたのが、この油、、、

と、刀を腰に差して言う口上売はもう遠い過去のものとなった。

上の写真は、蝦蟇の油を取る四六の蝦蟇ではもちろん無い。用水路に落ち込んで這い上がれなくなったウシガエルであり、ガマガエルに比べればいくらか美人である。

飛び上がろうにもコンクリート壁が高すぎて思案に暮れているのだが、見た目にはおのが姿に脂汗を流しているようにも見えないでもない。

ウシガエル、その鳴き声が低温でボーボーと聞こえるところから名付けられたのだが、そのむかし、食用にと輸入された悲しい歴史を持つ。

いまでは、この蛙を捕らえて食べる人はまずい無いだろうが、これとよく似た蝦蟇蛙(ガマガエル)は子供の頃までは食べた。足の皮を剝ぎそのまま縄に刺して干したものは鶏肉にも似て美味い物だった。

蝦蟇蛙を食べる。これは自分だけの特殊な経験で無しに、自分の子供の頃まで飛騨では普通に行われていたことだし、全国的にも食べられていたはずのものである。

飛騨では、この蛙のことを”どんびき”と言ったが、土地によっては”ひきどん”といい、山の主的な存在として崇め奉って扱っていたことがわかる。

ともあれ、今日は父の日。

我も、ひきどんに似せておのが姿(こしかた)を眺めてみようかと思う。

たら~りたらりとあぶらあせ   

ただし、この油どんなに煮詰めても薬にならず、、、、、

|

« ガマズミの白い花 | トップページ | この田は豊年? »

コメント

おばさま
かえるがそんなことの薬になるとは知りませんでした。
結構美味しかったはず、食文化研究家に言わせれば貴重な味、良質な蛋白源であったそうです。
それが、いま日本ではゲテモノ扱い。
ところで自分も大人になってから、トイレに行った夢を見て、寝小便をしたことがありますよ。
ジワ~ッと広がる股間の温かみ、、、いやですね。

口上売り、啖呵売、バナナの叩き売り、いまでは演芸の世界になってしまいました。

投稿: オラケタル | 2011年6月21日 (火) 09時41分

tomokoさま
古池や かわず飛び込む 水の音
ではありませんが、向こうの方が先に見ているようで、(当たり前のことでしょうが)歩く先々で小さな音と波紋が広がっています。
カエルやおたまじゃくしは天敵が多い。ということは鷺などの鳥や蛇、イモリなどの食物連鎖の始めのほうに位置しているので、これらがいなくなるとほかの動物もいなくなり、、、寂しくなります。
振り返ってみればあぶら汗は三斗ばかりかいています。
一度にかく量はわずかでしょうが、、、この汗は煮詰めても何の薬にもならず、これからどれだけかくことやら、、、

投稿: オラケタル | 2011年6月21日 (火) 09時31分

慶さん
所変われば品変わる。で地方によっては食べ物に違いはあります。
イナゴなどはわたしも食べましたが、伊那谷地方で喜ばれるザザ虫はまだ未経験です。
大きなおたまじゃくしはウシガエルでしょうね。当然ですが麻機沼にもいます。
それより、カエルの話から棒タラに行くのは見たことがあるのではhappy01
味は違いますが小さくすればよく似ています。

投稿: オラケタル | 2011年6月21日 (火) 09時20分

お恥ずかしい話ですが、実は私ご幼少の砌、
おねしょがひどく、その時父がカエルはおねしょの
薬だと言って食べさせられましたweep
今思えば、鶏肉のような淡泊な味だったと思います。

ガマの油売り・・・・これは二男が得意です。
それなりの恰好で施設慰問に出かけます。
番場の忠太郎・・・・もね。

投稿: おばさん | 2011年6月20日 (月) 23時56分

ウシガエルも、ガマガエルも・・・蛙の姿をさっぱりみなくなりました。我が家の庭に1匹の小さい蛙がいるらしく時折、鳴き声を聞くことが出来ます。 食べた覚えはないですね~
。。。あぶら汗の出るような思いをしたことは何度もありますが、そういう時って消えてしまいたいと思いますね!
水に潜れるといいのでしょうがそれもできませんしね!

投稿: tomoko | 2011年6月20日 (月) 17時41分

やっとひらがな入力ができました。やれやれ。どうも半角英数からひらがな入力への変更ができず、コメントが入れられないままになってしまいました。
さてさて、ガマの油売り、懐かしいですね~~。ガマガエルもあまりみかけないですが、ウシガエルの声だけで、姿は見えずです。先日加茂荘の花菖蒲園に大きなオタマジャクシが何匹もいましたが、あれはウシガエルのオタマジャクシかしら?小さなナマズ?と思ったら、オタマジャクシでした。初めてみるので、「大きなオタマジャクシがいる」と声に出したのですが、周りの人はしい~~~んで(^_^;)無反応でした。カエルは食べたかどうか覚えがありませんが、ナマズは食べました。から揚げで食べたと思うのですが、淡白だったように思いますよ。それより、棒タラが苦手でした…。

投稿: | 2011年6月20日 (月) 09時42分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/90605/51988868

この記事へのトラックバック一覧です: たら~りたらりと:

« ガマズミの白い花 | トップページ | この田は豊年? »